内容説明
古来、日本人は自然物や自然現象のなかに現し世ならざる「何か」を感じ取り、それを神として崇め、多様な儀礼をおこなってきた。日本人の根幹を成してきた山岳信仰の源流を読み解く。
目次
第1章 山岳信仰の始まり
第2章 民俗と山
第3章 山岳信仰以外の山
第4章 金属と猫と狼
第5章 海の山
第6章 北の山岳信仰
第7章 柱と綱とモリ
著者等紹介
坂本大三郎[サカモトダイザブロウ]
1975年生まれ。山伏、イラストレーター、文筆家、芸術家。千葉県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スプリント
7
日本の山々に残る山岳信仰をベースとして日本人が古来より自然とどう向き合ってきたのかがよくわかります。2019/08/31
h t
1
各地の山の信仰2020/03/20
natsumi
1
山伏の視点、俗の視点が絶妙なバランスで書かれていて良い本でした。山岳信仰やそこにまつわる伝承は、異文化間共通の神話とか集合的無意識に興味がある人にとって、すごく面白いと思う。行ってみたい山ばかり。2020/02/12
かーんたや
1
この視点で意識的に登山したことなかったが確かに好きな山は神性感じるし景観や植物だけのってる自然科学的登山ガイドだけを頼りにするより山行が奥深くなること請け合い。自然を自然科学的に切り取るようになったのは日本では20世紀以降のことで昔は常に民俗と一体だったのだろう。行ってみたい山ができた2019/10/05
saba
0
転職組現職山伏のかたによる著作。色んな山が紹介されていて楽しいのだけれど、その分一章が短いのが残念。。2022/11/25