出版社内容情報
教育委員会制度の概要と課題から見えてくる、これからの「教育委員会」の在り方に迫る
本書冒頭には、わが国の教育委員会制度の概要をわかりやすくまとめたパワーポイント資料を登載!
そのあとに続く本文で、戦前の地方教育行政制度の概要と問題点を明らかにした上で、戦後の地教行法の制定に至るまでの経緯について詳しく解説する。
さらに地教行法の制定後の様々な課題について、教育委員会の活性化の視点から分析検討を行うとともに、内閣全体で教育改革の課題を議論してきた臨時教育審議会、教育改革国民会議、教育再生会議の議論とそれに伴制度改革についても論述。
最後には教育再生実行会議と続く中教審の議論を受けて平成27年から施行されている地教行法の大改正の内容を分析検討し、新しい教育委員会制度の在り方についての自身の意見をまとめている。
教育委員会とは一体どんな組織なのか。その制度の概要と課題を確認することで見えてくる、これからの「教育委員会」の在り方に迫る。
目次
パワーポイント資料「教育委員会の活性化」
序章 問題意識と課題
第1章 わが国の地方教育行政制度の変遷
第2章 教育委員会制度の創設(教育委員会法の制定)
第3章 地方教育行政の組織及び運営に関する法律(地教行法)の制定
第4章 新しい教育委員会制度について
参考文献
参考資料
内容説明
「ゆとり教育」を見直し大学改革を推進した小野元之が教育委員会制度について熱く語る!教育委員会が変わらなければ、学校も変わらない。本書は、教育委員会制度に知悉した、元文部省地方課長でもある小野元之氏による教育委員会を活性化させ住民・市民のために変革するノウハウ書である。
目次
パワーポイント資料「教育委員会の活性化」
序章 問題意識と課題
第1章 わが国の地方教育行政制度の変遷
第2章 教育委員会制度の創設(教育委員会法の制定)
第3章 地方教育行政の組織及び運営に関する法律(地教行法)の制定
第4章 新しい教育委員会制度について
参考資料
著者等紹介
小野元之[オノモトユキ]
学校法人城西大学理事。元同志社大学及び元京都大学特任教授。前日本学術振興会理事長、元文部科学事務次官。京都大学法学部卒業後、昭和43年文部省入省。昭和60年7月から北九州市教育委員会教育長。文部省教育助成局地方課長、官房長、文部事務次官を経て文部科学事務次官。教育行政の専門家として教育委員会制度や教育課程の改訂に詳しい。文部科学省在籍中は事務次官として「ゆとり教育」の見直しを提言し、国立大学の法人化や初等中等教育の改革を推進。文部科学省退職後、(独)日本学術振興会理事長として学術の国際交流、大学改革の支援、科学研究費の改革に取り組む。略歴:昭和60年7月~63年6月北九州市教育委員会教育長。昭和63年6月~平成3年7月文部省教育助成局地方課長。平成9年7月~12年6月同省官房長。平成12年6月~13年1月文部事務次官。平成13年1月~15年1月文部科学事務次官。平成15年2月~23年9月日本学術振興会理事長。賞罰:レジオン・ドヌール勲章シュバリエ(フランス)。功労勲章大功労十字章(ドイツ)。瑞宝重光章(日本)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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