感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
なる
5
この巻では一丈青・扈三娘がまさに独壇場Beauty&武芸にも秀でている。嫁ぎ先となる祝家荘との微妙な関係性もそれに華を添える。逃亡中の楊雄、石秀と鼓上蚤・時遷によって祝家荘は梁山泊の決戦へと舵を切る。時遷は以前よりちょくちょくと出てきて、こそ泥ならではのいい活躍を要所でみせてくれていてデザインもイメージ通りで好ましい。扈三娘の強さを描き上げた前半に続き、後半では梁山泊が攻略の糸口をつかむために永遠の即戦力筆頭である病尉遅・孫立をはじめとした登州ファミリーを引き入れる。原典での生存率の高さは半端じゃない。2020/04/23
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