感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なる
4
江州篇のクライマックス。宋江を救うべく三覇をはじめとした江州の好漢、更に黄門山の四怪もそこに参戦し、梁山泊への加入を自然な流れにしている。最後は梁山泊オールスターズも登場して痛快。通臂猿・侯健も要所でキャラクターが立っている。後半の舞台は戴宗を中心に北方の薊州へ。密かに重要な役割を担う錦豹子・楊林は今後に期待。飲馬川の頭領たちを仲間に引き入れ、玉突きで次の主役は病関索・楊雄と拚命三郎・石秀。武松の時もそうだけれど男女の心の妙を描くのが上手い。楊雄と潘巧雲の夫婦のすれ違いとその始末がやるせなく寂しい。2020/04/22
ちまき
1
宋江救出から楊雄たちが祝家荘で騒ぎを起こすまで。宋江の救出に駆けつけた梁山泊軍が格好良すぎてテンションが上がる。公孫勝と呉用先生がものすごく仲良しで癒される。楊雄と石秀が突き抜けるほどエキセントリックで水滸伝だということを忘れる。原典の「うっかり」を上手いこと金大堅に押し付けてくれてありがとうございます、森下先生!!2018/10/18