感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なる
4
狂言回しの宋江は東方の青州から南方の江州へ。ここでは混江龍・李俊や没遮攔・穆弘、船火児・張横といった、後の梁山泊水軍を担う面々と出会う。行く先々でトラブルを巻き起こしていく宋江を守るために周囲の無頼漢たちが活躍をして行く。中でも梁山泊最大の悩みの種（日本的な道徳観念という点で）黒旋風・李逵が登場する。体は大きくオツムは幼児のようなこの男を絵巻水滸伝でどうやって描いて行くのかというのが最大の関心事である。樊慧鳳というオリジナルキャラクターと絡めた李俊の立ち位置に、水滸後伝への期待も出てくる。2020/04/20
ちまき
1
秦明の清風山攻めから張順登場まで。呉用先生が｢ようこそ梁山泊へ！｣とお出迎えしてくれる。ああ見えて血の気が多いと言われちゃっている呉用先生かわいい。秦明の奥さんが、秦明の軍旗を刺繍していたと分かったシーンが泣けた。取り返しがつかなくなってから愛情に気づく秦明が切なすぎる。宋江は相変わらずマイペース。2018/10/10
