エマキスイコデン<br> 絵巻水滸伝 第六巻 - 血戦鴛鴦楼 下

エマキスイコデン
絵巻水滸伝 第六巻 - 血戦鴛鴦楼 下

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  • 商品コード 9784909342065

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なる

2
この巻は行者・武松が主役。全部で百話ある水滸伝原典のうち十話を占めており、俗に武十回と呼ばれる内容がほぼ網羅されている。中国四大奇書の一つ『金瓶梅』はこの武十回の派生。原典では兄の仇である兄嫁の潘金蓮と愛人の西門慶への復讐がメインだったのに比べ、絵巻水滸伝では潘金蓮の懊悩が非常に繊細に描かれていて、さらに妖艶で儚いイラストがそれを彩っており感嘆のため息さえ出る。ここに金毛犬・段景住まで絡めてくる。末席の段景住にここまでのキャラクターが立つとは。潘金蓮の幻影が離れない武松の苦悶も武松の魅力に深みを与える。2020/04/18

ちまき

1
藩金蓮の浮気が武大にバレるところから、武松が行者になるまで。武松、背負うことになった闇が重すぎて、可哀想になってくる。人の感情をなくして、容赦なく殺戮している武松を誰も止められないのが切ない。絵巻の武十回は、重い!! 胸にずっしりくる……2018/10/07

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