感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なる
3
前回で北斗の党を梁山泊へと逃すきっかけとなった呼保義・宋江がいよいよメインで登場。及時雨（恵みの雨）という二つ名のある通り、基本的には領民を助ける大徳の者として描かれている。三国志で言えば劉備のポジション。なのだけれど、イラストで描かれる彼の表情がとにかく深い。瞳の中に得体の知れないものが見え隠れする。光なのか闇なのか、両方を包括しているようなデザインにしばし息を飲む。小柄・小太り・浅黒・非力、それら全てを凌駕するカリスマ性。この宋江像は革新的。2020/04/18
ちまき
1
劉唐が宋江に礼状と金子を届けるところから、武松が藩金蓮たちと同居するまで。 宋江も柴進も面には出さないけど、ものすごく深い闇を抱えていそうで怖い。なかなか帰って来ない劉唐の事が気になって見に来ちゃってる公孫勝がかわいい。一歩引いてるような態度を取っているけど、めちゃくちゃ仲間思いなんだから……！武松はもうずば抜けてカッコいい、虎退治は何度でも読み返したくなる。2018/10/03
