絵巻水滸伝 第四巻 - 北斗之党 下

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  • サイズ A4判/ページ数 121
  • 商品コード 9784909342041
  • Cコード C0079

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なる

2
連続した物語にも関わらず玉突きのように主役が徐々に入れ替わって行き、この巻では托塔天王・晁蓋の元に引き寄せられるように集まった北斗の党の面々が役人の賄賂を奪取する『智取生辰綱』が展開される。原典では割とスムーズに犯行に及んだ記憶があるのだけれど、各人の思惑が挿入されてバラエティに富んでいる。入雲龍・公孫勝、赤髪鬼・劉唐、白日鼠・白勝の脚色が素晴らしい。後半ではいよいよ北斗の党が梁山泊へ入山する。ずっと後になって晁蓋とただならぬ縁のある史文恭をこの時点でさりげなく登場させるなど演出がにくい。2020/04/16

ちまき

1
智取生辰綱から梁山泊乗っ取りまで。原典よりもドラマチックな展開。呉用先生がいつの間にか仕込んでいた、第二の武器である袖箭がかっこいい。裏切る気満々の劉唐も、敵対心剥き出しの公孫勝も、しっかり味方につけてしまう呉用先生の人心把握力がすごい。「あの詩の第三句を、一緒に考えてくれませんか」と、呉用先生が公孫勝を誘うシーンがたまらなく好き。2018/09/29

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