内容説明
大規模酪農に失敗し、五〇歳を過ぎてから一羽二五〇円のヒヨコで有精卵のタマゴ屋を始めた北海道豊浦町の農家のおじさん。その、笑えて、泣けて、価値観がひっくりかえる、SDGsな農業のおはなし。
目次
プロローグ―消えたオスドリ
僕のセンス・オブ・ワンダー
木村秋則自然栽培農学校
ふぞろいなキューリ、真っすぐなキューリ
卵のないタマゴ屋さん
魔法の薬
鶏の餌
一個の角砂糖
一〇〇〇年の牛
野生の証明ファーマーズシップ農業
僕の動的平衡
恋するタマゴ
牛乳の未来
食べる生命力
アイヌモリシ
アクシデント再び
見える敵、見えない敵
新しい相棒
審判の日
持続可能農業への挑戦
エピローグ
著者等紹介
駒井一慶[コマイイッケイ]
1951年(昭和26年)、北海道豊浦町生まれ。酪農学園短期大学卒業後、家業の酪農業に従事する。1985年、第八回全日本ホルスタイン共進会で愛牛「メモリー」が優秀賞受賞。2000年に「こまい牧場の牛乳」の製造・販売を始めるも、2007年に牧場・ミルクプラントを閉鎖。2008年から養鶏業を始め、有精卵『恋するタマゴ』を販売すると同時に、農家による共同宅配サービスも行う。現在、農業生産法人ドリームファーム・プロジェクト代表取締役。野菜宅配サービス「ふぞろいなキューリ・アソシエイツ」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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