内容説明
元JR東日本の車掌が明かすJRの舞台裏。
目次
第1章 鉄道マンになるための切符
第2章 リアル鉄道員養成スクール
第3章 列車下の力持ち
第4章 車掌になる覚悟
第5章 だから車掌は楽しい
第6章 呑み鉄仲間に話したくなる鉄パン話
第7章 緊急時の対応
著者等紹介
関大地[セキダイチ]
1984年群馬県生まれ。2002年、JR東日本に新幹線の保線社員として入社。2007年高崎線の車掌となり、後に英語アナウンスを導入、「英語車掌」と呼ばれるようになる。2019年JR東日本退社。同年、群馬県中之条町より「花と湯の町なかのじょうPR大使」を委嘱される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
200
中から見たJRのお仕事。保線係・車掌目線からの鉄道話に花が咲きます。時速160kmで新幹線が通過できる、全長135mの日本一長い、高崎駅下り方面にある38番分岐器。忘れ物が多い人は最後部車両に乗るのをオススメ。アナウンスが生み出したモーゼの海現象。など、鉄道ファンには興味深い、現場ならではのお話です。2020/09/11
seacalf
53
日々通勤で利用しているが、詳しくは知らないJRの車掌さん。業務内容や乗務中のエピソード等かなり内部の事まで掘り下げて書かれているのは珍しい。所々拙さが残るが、その分熱意が感じられる文章。鉄オタならずとも興味津々になって読める。それにしてもJRの研修はとてつもなく充実していて羨ましいなあ。それだけ社員教育がきちんとされており、筆者が誇りとプロ意識を持って業務に就いていたことがよくわかる。普段は人の多さにげんなりして駅も電車もあまり得意ではないが、単に電車に乗っているだけではわからない気付きも多かった。2020/09/08
かおり
23
仕事でJRとお付き合いがあった時に、危うく喧嘩しかけましたが、こんなに素晴らしい社員もいたとは。あ、デキる人は留まらないのか。スミマセン💦JR大好きです。2020/11/23
yokmin
18
有名な英語車掌の関大地氏。英語のアナウンスはラジオ番組で聞いたが速いしゃべり方。すばらしい発音だが、やはりネイティブではないので、もう少しゆっくりしゃべった方が分かりやすいと思う。ちなみに、中南米のエアラインの英語による機内アナウンスは軒並み猛烈に速いが、スペイン語なまりなので、よく聞き取れないこともことも多い。2021/11/14
座敷童
14
父親が国鉄職員であった。そのため、幼い頃は国鉄をよく利用していた。JRに変わる時、父親は年齢の関係で切られた。その後はJRの利用も減っている。 流石に少し前まで現役だった方の話は普段見えないことばかりで楽しく読めた。2020/06/15