内容説明
ポストモダンの相対主義に終止符を打ち、「新実在論」の幕開けとしてマルクス・ガブリエルが絶賛した論争の書、ついに日本語で刊行。
目次
第1章 はじめに
第2章 知識の社会的構築
第3章 事実を構築する
第4章 事実を相対化する
第5章 認識論的相対主義の擁護
第6章 認識的相対化を拒否する
第7章 パラドックスの解消
第8章 認識的理由と信念の説明
第9章 エピローグ
著者等紹介
ボゴシアン,ポール[ボゴシアン,ポール] [Boghossian,Paul A.]
ニューヨーク大学哲学科シルバー教授、ニューヨーク哲学研究所所長。ミシガン大学、プリンストン大学、バーミンガム大学、フランス高等師範学校でも教鞭を取る。近年は主に認識論や心の哲学を研究。2012年、アメリカ科学芸術アカデミーの会員に選出
飯泉佑介[イイズミユウスケ]
日本学術振興会特別研究員PD/京都大学。東京農業大学、大正大学非常勤講師。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。専門は哲学。ヘーゲル哲学を中心にドイツ観念論、現代実在論などを研究
斎藤幸平[サイトウコウヘイ]
大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想。Karl Marx’s Ecosocialism:Capital,Nature,and the Unfinished Critique of Political Economy(邦訳『大洪水の前に』堀之内出版、2019年)によって「ドイッチャー記念賞」を日本人初、歴代最年少で受賞
山名諒[ヤマナリョウ]
京都大学人間・環境学研究科博士課程在籍中。専門は分析的形而上学、特に時間論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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