アナザー・マルクス

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  • サイズ 46判/ページ数 504p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784909237378
  • NDC分類 134.5
  • Cコード C0023

出版社内容情報

近年、「新MEGA」の刊行など、マルクス・レーニン主義の終焉によって、政治的イデオロギーの世界の足枷を外されたマルクスの思想を見直す「マルクス・リバイバル」が起きています。

本書は、積極的にこの「マルクス・リバイバル」を世界中で発信するイタリアのマルクス研究者、マルチェロ・ムストによる新しいカール・マルクスを描く伝記です。

日本の読者へ向けた「日本語版序文」も書き下ろし収録しています。

日本語版序文



はじめに



1. マルクス・リバイバル

2. 新しい思索に向けて

3. マルクスの著作の年表





第1部 知的形成過程と初期の論考



I. 子供の頃、青年時代、そして大学での勉学



1. 聖職者になりそこねて

2. トリーアの学校にて、そしてボンでの法学徒として

3. 敵の腕の中へ

4. ベルリンの青年ヘーゲル派として



II. 経済学との出会い



1. 十九世紀の首都・パリ

2. 古典派経済学と疎外された労働

3. 草稿と抜粋ノート??一八四四年の草稿

4. 哲学から革命の実践へ





第2部 経済学批判



III. 恐慌を待ちわびて



1. 経済学研究の継続

2. 孤独な亡命生活の中で

3. 一八五〇年から五三年にかけての研究ノート

4. 共産主義者の裁判とプライベートでの苦難

5. 恐慌についての『ニューヨーク・トリビューン』紙への寄稿



IV. 『経済学批判要綱』の頃



1. 一八五七年の金融恐慌と革命の時

2. 歴史と社会的個人

3. ロンドンで貧苦にあえぐ

4. 方法を求めて

5. 『要綱』を書きながら

6. ブルジョワ社会との戦い



V. カール・フォークトとの論争



1. 『フォークト君』

2. 貧困・病気との戦い

3. 「経済学」を待たせる一方…

4. ジャーナリスト活動と国際政治



VI. 『資本論』--未完の批判



1. 剰余価値の諸理論に対する批判的分析

2. 三巻本の執筆

3. 第一巻の完成

4. 決定版を追究して





第3部 政治的闘争



VII. 国際労働者協会の創立



1. うってつけの人材

2. 組織の発展と成長

3. 相互主義者の敗北



VIII. 一八七一年:パリの革命



1. アイルランドの自由のための闘争

2. フランス=プロイセン戦争への反対

3. パリ・コミューンによる権力の獲得

4. ロンドン大会における政治的転換



IX. バクーニンとの対立



1. インターナショナルの危機

2. マルクス対バクーニン

3. 二つの対立する革命論





第4部 最晩年の研究



X. 人生の煩わしさと新しい研究の地平



1. 「闘争!」

2. メイトランド・パーク・ロードの部屋

3. 人類学と数学の狭間で

4. 世界市民



XI. 国際政治とロシア論争



1. 農村共同体の未来について

2. 共産主義社会に至るためには資本主義を必ず経過しなければならないのか?

3. 別の道を進む可能性



XII. オールド・ニックの苦しみ



1. ヨーロッパで普及し始めた『資本論』

2. 人生の回転木馬

3. 妻の死と歴史学への回帰



XIII. モールの最後の旅



1. アルジェとアラブ世界の考察

2. 公国の共和主義者

3. 「それがマルクス主義であるならば、私はマルクス主義者ではない」

4. 最後の数週間





訳者あとがき

マルチェロ・ムスト[マルチェロ ムスト]
著・文・その他

江原 慶[エハラ ケイ]
翻訳

結城 剛志[ユウキ ツヨシ]
翻訳

内容説明

マルクスの思想を見直す「マルクス・リバイバル」を世界中で発信するイタリアのマルクス研究者による新しいカール・マルクスを描く伝記。

目次

子供の頃、青年時代、そして大学での勉学
経済学との出会い
恐慌を待ちわびて
『経済学批判要綱』の頃
カール・フォークトとの論争
『資本論』―未完の批判
国際労働者協会の創立
一八七一年―パリの革命
バクーニンとの対立
人生の煩わしさと新しい研究の地平
国際政治とロシア論争
オールド・ニックの苦しみ
モールの最後の旅

著者等紹介

ムスト,マルチェロ[ムスト,マルチェロ] [Musto,Marcello]
ヨーク大学准教授。1976年生まれ

江原慶[エハラケイ]
大分大学経済学部准教授。1987年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了(博士(経済学))

結城剛志[ユウキツヨシ]
埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授。1977年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了(博士(経済学))(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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34

27
マルクスご臨終のときにはからずも落涙。《さもあらばされ。人類は頭一つだけ低くなったのだ。しかも、人類が当今持っていた最も大切な頭だけ》(死の直後のエンゲルスの書簡)。また、次のエンゲルス宛書簡は、マルクスの性格をよくあらわしているようだ。《我が家の全軍資金の全金額を超える》新刊の購入資金を請う一節。《たぶん、この本の中に私にとって真新しいことは何もないだろうが、…これを知らないで先に進むことは、私の理論家としての良心が許さない》。とにかく勉強家、勉強法はレーニンとおなじで、抜粋ノートをたくさん作ること。2019/04/27

またの名

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貧しいマルクスのためゴーストライターで記事を書いてたエンゲルスが病に倒れて原稿が紛失したと偽る言い訳も通じず、恥を覚悟で詳しくない分野を論じたマルクスは「いざとなれば弁証法で切り抜ける。逆の事態が生じても論が成立するようにした」と強気。頭の回転は確かに良かった若者が最初から完成された思想を持ってたと讃えるソ連的見解も思考に断絶が起きたとする現代思想風解釈も退け、抜粋&コメントノートを用いた読書と研究を積み重ね徐々に思考を研いでいったと見る伝記。資本論執筆時にはストレスで全身、陰部まで吹出物に襲われたそう。2019/08/12

カワサキゴロー

0
新しいマルクス研究の知見が反映された評伝。 人間臭い仕事熱心で馬力のあるマルクスが見えてくる。2019/02/10

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