内容説明
古代律令制「七道」以来の海の道「東海道」と山の道「東山道」を擁する、三河・遠江・南信州地域に着目。この地域は相互に交流・流通しながら豊かな歴史文化を創出してきました。
目次
序―越境地域政策の確立に向けて
古代編(木簡に刻書する文化とそのひろがり;古代史料にみる三遠;参河・遠江国と古代東海道―万葉集「引馬野」の所在と結び付けて;コラム―「越える」の意味について;古代東海道と東西越境地域の「渡り」―「渡津」「しかすがの渡り」を中心に)
中世・近世・近代編(三河・遠江国境地域の中世;旅日記からみる江戸時代の関所破りの実態;三遠南信地域における中央構造線文化軸―豊かであった山間地域)
著者等紹介
和田明美[ワダアケミ]
1956年高知県宿毛市生まれ。現職等:愛知大学文学部教授、博士(文学)。専門分野は古代日本語と古典文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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