内容説明
我が子が、自分が、発達障害…「一生治らない」って医者に言われても信じなくていいからね!発達障害の人々を「治せない医療」の呪縛から解き放つ一冊!
目次
1 神経発達障害という新定義 頭蓋骨からの解放(消息筋によると;「理解する」から「治るのか?」へ;神経発達障害というとらえ方こそ発達障害が治る突破口である ほか)
2 医療からの解放(発達障害医療はまだ未開の地である;医者が言う「生まれつきの脳機能障害で一生治りません」には実は根拠がない;凡医ではないお医者さんたちはどこをみているか? ほか)
3 「治らない」という思い込みからの解放(「生まれつきの」ってどこから?;発達期はいつまで続くか?;中枢神経はどのように育つか? ほか)
著者等紹介
浅見淳子[アサミジュンコ]
編集者。(株)花風社代表取締役。慶應義塾大学文学部卒業後、翻訳系出版社、著作権代理店勤務を経て(株)花風社を設立。ニキ・リンコ氏との出会い以降発達障害の本を多く手がけるようになる。自閉症者による法的被害を受けたことをきっかけに発達障害者と一般社会の共存について真剣に考えるようになる。現在は「発達障害は治るのか?」をテーマに出版活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
okimine_yuiki
1
同社の決定版のように宣伝されていたので購入したが…疑問点は後述する。本書の批判よりも浅見氏や花風社の本を必要とする当事者が大勢いる現状を反省するべきだろう。しかし浅見氏に何かあったのか?昔の本ではもう少し人の話を聞いていたと思うが。しかし花風社の影響力を過大視し過ぎでは?医療福祉を矮小化し過ぎでは?医療福祉の従事者が悉く問題を抱えているならば、それは構造的な問題だと思うし国策に難があるはずだ。でも浅見氏にとっては個々の医療や福祉従事者が補助金目当てで悪意を持って当事者を囲っているらしい。何でそうなるのだろ2021/08/17
Asakura Arata
1
当事者が感覚過敏など主観的な症状を言い出してから、発達障害の臨床は、医療を離れようとしている。やはり当事者やその家族が直していくべきなのである。これは精神科疾患全体に言えることであり、当事者の課題を精神疾患として医療に囲いすぎたことにより、返って帰って苦しむ人が出てきてしまったことは、我々が猛省しなければならないところである。2019/03/18