内容説明
オーストラリアで生まれ育った五年生のジュンヤは、ある出来事をきっかけに、クラスメイトとうまくいかなくなってしまう。ジュンヤの心の支えとなったのは、転校生のジェイソンと、その祖父であり隣人でもあるファーマー、「グランパ」だった。そんなある日、グランパは二人に、奇妙な「宝探し」をしようと提案する。最初に出されたミッションは、「『自分がされてイヤなこと』を三つ探してくること」だったのだが…。オーストラリアの小学校で教える、現役日本語教師がえがく、試練との向き合い方。朝日学生新聞社児童文学賞第8回受賞作。
著者等紹介
大矢純子[オオヤジュンコ]
1961年、東京都生まれ。マッコーリー大学大学院(オーストラリア・ニューサウスウェールズ州)応用言語学修士課程修了。オーストラリア・ビクトリア州の州立小学校などで日本語教師をしている。『グランパと僕らの宝探し―ドゥリンビルの仲間たち』で第8回朝日学生新聞社児童文学賞を受賞
みしまゆかり[ミシマユカリ]
1980年、広島県生まれ。広島大学総合科学部(中国語専攻)卒業。翻訳会社の翻訳・校正スタッフや大学の事務職員として勤務するかたわら、イラストの創作活動やコンペ出品を続け、2015年10月からフリーランスのイラストレーターとして活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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