出版社内容情報
泉 房穂(明石市長)[イズミ フサホ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴールドまであと882日
89
私の住む街、兵庫県明石市の市長、暴言で辞職、市民から再出馬を望まれて再選、今春、引退、ほんとうは、もっとやりたかったし、市民も多くが市長職続行を望んだ。全国的に評価された子育てや18歳以下の医療費無償をはじめ障碍者やその他福祉施策も充実させた。一地方都市でありながら、議会との軋轢にもめげず、旧来の体制を破壊し、よりよいまちづくりに努めた功績は、市民の一人として高く評価している。今後も様々な場面で活躍願いたい。なんなら3年後再び市長職への復帰も要望したい。また一地方都市戻っているかもしれない。泉市政へ戻せ2023/12/26
つーこ
44
偉い人なのに偉ぶらず、私たちに分かりやすい言葉で語られており、とても好感が持てました。人に嫌われないように小さく生きる政治家が多い中、多大な覚悟を持って明石市、強いては日本のために険しい道を歩んだ泉市長は貴重な人材です。どうか、今後も日本各地で活躍してほしいと切に願います。2023/05/03
kawa
32
権力とは「世の中の『できない』を『できる』に置き換えていく大きな力」。地方自治体のトップがその権力を弱者のために使うと、ここまでのことが出来るという実践の書。筆者は明石市長を3期務めた方だが、本書を読むまでほとんど知らなかった。チャンスがあれば明石市に行って見たい。「目から鱗落ち」の秀逸本。2024/10/28
それいゆ
29
時折お目にかかるニュースでは毒舌の市長というイメージですが、その市政は住民ファーストでおおいに評価されているととらえていました。市議会議員を恫喝?したとやらで今回政治家を引退するというニュースを聞いていました。統一地方選挙で自身の支持する候補者が新市長に当選したとのこと。私はここまでしか知りませんでしたが、この本を読んで目からうろこでした。教育学部を卒業してその後司法試験に挑戦し弁護士活動を始めたとは、私には驚愕です。こんな首長、私たちの町にも出現してほしいですね。2023/05/16
ばんだねいっぺい
26
幼少のエピソード、そして、市長としての実績から、大変に立派な人物だと思った。そして、その立派さ故に、弱者の捉え方が一面的や過ぎないかと思った。そんなに人間は立派じゃないし、弱者と強者に分かれるわけではない。また、目的のためにまっすぐ進めるとも思えない。そんな人間の不完全さを認め、実行をやめるのではなく、ペース配分や、動機付けを組織的にやっていただけたらと思った。2023/12/30