内容説明
日本人居留民を守るべき支那の保安隊が、突然牙をむいて、民間人ら二百数十人を虐殺した「通州事件」―妊娠六ケ月の母の胎内で事件に遭遇し、奇跡的に生まれた娘と、生き抜いた母による「遭難記」。
目次
第1部 事件以来80年、母と娘が生きた戦後―加納満智子さんに聞く(妊娠6カ月、背中から撃たれた母;お腹の赤ちゃんに当らなかった凶弾;かわいそうだった叔母の最期 ほか)
第2部 通州事件遭難記(無〓會『通州事件の回想』より再録)(浜口茂子)(短かかった通州生活;七月二十八日のできごと;長恨、無念の七月二十九日 ほか)
第3部 満洲棉花協会と通州事件(皿木喜久)(棉花増産をめざした協会;中国農民たちに感謝された棉作指導;「盧溝橋」以降も平和だった城内 ほか)
著者等紹介
皿木喜久[サラキヨシヒサ]
昭和22年鹿児島県生まれ。46年京都大文学部卒、産経新聞社入社。政治部次長、論説委員長などを経て平成27年退社、現在産経新聞客員論説委員、新しい歴史教科書をつくる会副会長、通州事件アーカイブス設立基金副代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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