内容説明
六本木の骨董店、神楽坂の旅館、街角の居酒屋、はたまた吉野の山奥など、今夜もどこかで句会が。夜遊び初挑戦の岸本葉子が夜の句会現場に潜入し、俳句の魅力を体当たりレポート!
目次
1(イケナイ世界へ第一歩;赤坂で午前様;お年玉付き新年句会;骨董店の座敷で梅を詠む;横浜ナイトクルーズ;桜を求めて東吉野へ;初の「外泊」は山の宿;神楽坂の旅館で袋回し;雨の送り火、大文字)
2(無月の中秋管絃祭;奥美濃の古式鵜飼;長良川を上って白山へ;春日の森の神に会う;年忘れの煤逃句会;俳句好きの集う居酒屋;司会、はじめました;師弟の絆、芭蕉庵;潜入!渋谷の落語会)
著者等紹介
岸本葉子[キシモトヨウコ]
エッセイスト。1961年神奈川県生まれ。食や暮らしを題材にした生活エッセイ、旅のエッセイを執筆。Eテレ「NHK俳句」の司会をつとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MAMI.
5
★★★★☆2019/01/24
ちー
1
自分はしたことがないが俳句や短歌に興味がある。 教養のある人という感じがしてこっそり憧れている。 ましてや夜遊びなんて…なんと魅力的な! 風流、粋という言葉が大好きです。 分からない用語が多々あったけれど、とても面白いエッセイでした。 いつか居酒屋や季節を感じながら吟行をしてみたい。 俳句を身近に感じるためにはとてもいい本。2022/08/23
okatake
1
NHK俳句の司会者岸本さんの俳句本。吟行・句会は、昼というイメージがありましたが、こちらは「夜こそ」俳句を地でいったもの。 ご自身の句ばかりではなく、その場をともにした方々の句や雰囲気もよく伝わり、私たちも一緒にその句会に参加しているように感じます。 葉子様の文章力につきますね。2018/02/06
sasa✾
0
★★★★☆2021/04/28
まっとりあん
0
純粋に読み物としても、俳句初心者の楽しみ方が分かるものとしても、楽しかった。 昼の句会は昼なりの、夜の句会は夜なりの、それぞれの楽しみ方があることが分かった。 私もなかなか夜の句会は今はまだ厳しいが、そのうち機会があればやってみたいな。2018/03/04