目次
1 前髪 入門前~平成二十年(2008)
2 ラッシュアワー 平成二十一年(2009)~二十四年(2012)
3 天瓜粉 平成二十五年(2013)~二十九年(2017)
著者等紹介
西山ゆりこ[ニシヤマユリコ]
昭和52年神奈川県に生まれる。日本女子体育短期大学舞踊専攻卒業。平成15年「駒草」入会、西山睦に師事。俳人協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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双海(ふたみ)
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著者は20歳から俳句をはじめて現在40歳。夢、希望、孤独、挫折をうたい、やがて母となりゆく作者。 俳人阿部みどり女の「写生に始まり、写生に終わる」の精神を受け継ぎながらも、その俳句は写生の域を超えてリアルな言葉で読者の胸に迫ってくる。女として、母として、自分を取り巻く世界をかくも生き生きとうたい上げ、感性を光らせる280句を収録。2024/03/03
アキ
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「駆け回る子に夏帽で蓋をする」「朝寝して旅の終はりを先のばし」「呼吸より寝息に変はる春の闇」「タクシーのメーターまぶし花疲れ」「揚雲雀自由時間を持て余し」「春ショール噓に気づいてゐないふり」「初桜帰宅ラッシュを軽くせり」2022/11/11