コーヒーと旅

キン・シオタニ【著】

マドレーヌブックス（2018/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 176p／高さ 19cm
• 商品コード 9784908969010
• NDC分類 596.7
• Cコード C0095

出版社内容情報

キン・シオタニ［キン シオタニ］
著・文・その他

内容説明

旅するイラストレーター、キン・シオタニが旅先で出会った店や人々、そして忘れられない一杯や思い出を、喋るように書いた２３編のエッセイ。日々のコーヒーを飲んで感じたことや歴史を学んで実際にコーヒーの実を食べにメキシコまで行く話など、コーヒーを主題に語られる物語の数々。著者１３年ぶりの完全書き下ろし！

目次

１　コーヒーの旅（手焼きの焙煎を見せてもらう；珈琲という漢字；日本ではじめてコーヒーを飲んだ人　ほか）
２　コーヒーの人たち（朝霞台　ルビー；会津壱番館とメキシコのコーヒー；寝台列車と缶コーヒー　ほか）
３　コーヒーの出会い（「デリー」と「まるも」と夜行列車；かうひいや３番地；心の国会での議事録より　ほか）

著者等紹介

キン・シオタニ［キンシオタニ］
イラストレーター・作家。１９６９年生まれ。学生時代は貧乏旅行にあけくれる。ＹＭＯの作詞で知られるクリス・モズデルに師事。１９９５年に発表されたイラストに長い題名をつけたポストカードシリーズで注目され、以降テレビ、雑誌、広告、教科書、書店のブックカバーやラッピングバスなど、多くの媒体にイラストや文章を提供。また新作落語を書いたり、作詞をしたりと、表現のジャンルを問わない。近年はドローイングシアターという独特のパフォーマンスやトークライブを国内外で行っているほか、「キンシオ」という散歩番組をｔｖｋ他で放送しており、その独特の視線が多くの支持を集めている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[きあら]

イラストレーターのキン・シオタニさんの、旅をしながら思い出に残っている喫茶店やコーヒーにまつわるエピソードをまとめとエッセイ。リラックスして書いたのが伝わってくるような気楽さと、文字も大きくて読みやすい。キンシオは見てみたかった。

2023/07/15

[ちどり]

イラストレーターのキン・シオタニさんが旅先で味わったコーヒーのエッセイ。コーヒーの本にありがちな、小難しい理論はなく、初心者にも入りやすい内容。カリタとメリタの話、メキシコにコーヒー豆を食べにいく話、山下清のように旅先でイラストを描いてプレゼンした話など、温かなお人柄が伝わります。オミクロン株の急増で、再び旅に行きにくくなったいま、心を温かくしてくれる一冊でした。

2022/01/21

[サラダ]

私の大好きな「コーヒー」と「旅」が入ったタイトルに惹かれて選びました。著者が訪れた各地の喫茶店（カフェではない）を中心に、コーヒーと旅の話が書かれています。コーヒー２杯を飲むぐらいの時間で読める分量なので、気分転換にちょうど良かったです。偶然の出会いを噛み締めて大切にしようと思いました。

2019/01/31

[9]

キンシオをよくみていてキンさんのファンです。本を出しておられるということで手にしましたが、いつもの彼の語り口で、喫茶店や旅の雰囲気がとても伝わってきて楽しかった！彼の絵も素敵だし、考え方や切り口が魅力的な人だなと思う。中学の頃から旅をする人だったとはすごい。私も旅が好きだから、なんだかそういうの憧れてしまう。佐渡と会津は番組で見たのを覚えていたのでそれもあって楽しかったし、旅好きには楽しめる内容でした。買って良かったな♪

2019/01/13

[kobayo]

テレビで喫茶店のナポリタンを食べる筆者に親近感を持っていたが、登場するお店のひとつひとつのエピソードがまたいい。読み終えてコーヒーを早速淹れた。

2018/09/08