内容説明
「愛知の女子高生の制服は、かわいい。」愛知県内の9割にあたる208校の女子高生制服をイラストで徹底解説し、愛知県JK制服のすべてが1冊に!名古屋で有名な“SSK”の制服も収録。セーラー服の歴史の変遷は漫画で分かりやすく解説し、令和の最新制服事情、今はもう見られない伝説の旧制服、着こなしトレンドの変遷など興味のある項目はコラムを設けました。中学時代から趣味で制服を描き、SNSで話題の著者による初めての作品集。制服を服飾文化としての側面から捉えた資料的価値の高い一冊に仕上がっています。
目次
制服目録(名古屋市内)
制服目録(名古屋市外)
著者等紹介
さといも屋[サトイモヤ]
岐阜県出身。中学時代から趣味で女子中高生の制服イラストを描くようになり、インターネット上に投稿していた。大学卒業後に同人活動を開始し、制服をテーマにした同人誌を定期的に発行。東海地区でのイベントを中心に、同人誌即売会にも多数出展した。令和元年より同人活動を休止し、オンラインにて創作活動を継続中。制服以外の趣味は、アイドルのライブ鑑賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
9
私の出身高校も当然載っていた。しかし、私の出身高校も、ジェンダーという名の下か、制服が変わってしまっている。私の高校恩師の今の勤務先も制服が変わっている。両方とも女子もブレザーであったが(男子は学ラン)、男女とも全く新しいブレザーになった。女子のスラックスも導入された。強いて言えば、私の出身中学すら制服はセーラー服・学ランから今風のブレザーに変わった。今や自分の出身学校の制服は全くわからない。著者が強調して取り上げた学校の多くも雪崩の如く変わった。名古屋市民・愛知県民馴染の制服の最後の記録とも言えよう。2024/04/10
卯木 冬合
7
名古屋市内がメイン 母校の制服も載ってたので満足2023/06/24
チョビ
5
昔「どの学校受けてもほぼ安全圏」の姉が中学時代に「制服で選ぶ」と言わんばかりに森伸之さんのこれの東京版を買ってたが、それを雛形にしてるな。向こうは私立校中心だったが、こちらは公立高校もあり。名古屋は30年かけて、公立が東京の私立化したという感じ。しかし名古屋はセーラー服が可愛いのに、時代が廃れさせるのか。結果的にセーラーの某国立大附属に行った姉が見たら、泣くかも。2023/04/22
philosophia1976
2
愛知県の高校女子の制服イラスト集。詳細なマンガで県内の学校制服の歴史も紹介。NHK名古屋制作の「中学生日記」で制服に違和感があったのは中京圏特有の「名古屋襟」だったからだと納得できた。また、中学生っぽく見られないように高校生はわざと襟を小さくみせようと工夫していたなど、愛知在住の著者ならではの知見が多く盛り込まれている。最近の「ジェンダーレス制服」化で個性的なセーラー服は消えつつあり、本書は平成30年ごろまでのものを収録。著者の愛するかわいい「愛知の制服文化」をいま書籍に残せたのは幸運だったかもしれない。2023/03/13
nerozou666
1
名古屋襟をはじめとした愛知県の学校制服文化について詳しくなれる本。愛知県内の女子高生の制服がカラーイラストで紹介される他、戦前~戦中~戦後~現代の制服の変遷を学べるのが面白い。現代は制服のジェンダーレス化が進み、多様性を重視するはずが逆に没個性なブレザーになってきて名古屋襟が減っているとは悲しいですね。著者のさといも屋さんは同人誌の頃から愛知の制服文化を研究されていたのを知っているので、こうして商業書籍化されたことを嬉しく思います。2023/10/17