内容説明
小学生の頃から野球少年で、プロ野球を、そしてドラゴンズを70年にわたって愛してきた哲学者が、ファン目線で書き下ろしたドラゴンズ論。
目次
第1章 戦後復興期のプロ野球熱・念願の初優勝と日本一―天知監督 歓喜の胴上げ
第2章 高度経済成長と並走・皆、待った20年ぶりの優勝―与那嶺監督 巨人V10阻止
第3章 「昭和」フィナーレ10年・80年代2度の優勝―近藤監督&星野監督が躍動
第4章 進むIT革命とデジタル化の波・5度目の優勝―開幕11連勝発進!星野監督 ドームで初の栄冠
第5章 海を渡るMLB挑戦者たち・黄金期―山田監督から落合監督へつなぎ4度の優勝
著者等紹介
福吉勝男[フクヨシマサオ]
1943年京都府生まれ。1972年名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。名古屋市立大学名誉教授。学術博士。専門分野は、哲学・倫理学。現在は、専門分野の研究を継続しつつ、専門学校で「生命倫理学」、女子大で「市民社会論」を講義(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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せんべい
13
地元ドラゴンズの足跡を哲学者が語る。1974年の優勝からは自分の思い出とも重なり、感慨深く読めました。 近年は下位に沈む中日ですが、いつの日か必ず再興してくれると、筆者と同じく信じています(笑)。2020/04/28
やすにぃ
2
⭐️⭐️2020/10/12
きぬりん
1
中日が初優勝した1954年から現在に至るまでのプロ野球の戦績を概観。川上巨人の9連覇、70年代後半の広島・阪急・近鉄の躍進、90年代の野村ヤクルト・森西武の黄金期など、各時代を彩る強豪チームの強さの分析に多くの紙面が割かれている(むろん中日の優勝時はマスト)。最終章では、長期的視野からの安定的な組織運営や強いチーム編成に向けた提言がなされているが、それまでの分析とはあまり有機的に結び付けられていないうらみも。中日ファンなら副題で言う「楽しさ」を読み取れるかもしれないが、少なくとも「哲学」からは程遠い内容。2020/11/20
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