朝、目覚めると、戦争が始まっていました

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  • サイズ B6判/ページ数 158p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784908925344
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0095

出版社内容情報

昭和16年12月8日、太平洋戦争勃発。あの日、日本人は戦争をどう感じ、何を考えたのか? 当日の知識人・著名人の日記、回想録から偽らざる戦争の実感を甦らせる。解説:武田砂鉄。特別収録:太宰治短編小説『12月8日』。

ラジオニュース(午前七時)
吉本隆明/鶴見俊輔/黒田三郎/加藤周一/ピストン堀口/新美南吉/岡本太郎
ラジオニュース(午前十二時・東條英機首相演説)
野口冨士男/保田與重郎/竹内 好/埴谷雄高/中島敦/火野葦平/高見順
ラジオニュース(午前十二時三十分?)
亀井勝一郎/坂口安吾/伊藤整/神山茂夫/木山捷平/阿部六郎/山本周五郎
ラジオニュース(午前十二時三十分?)
古川ロッパ/島木健作/今日出海/中野重治/上林暁/矢部貞治/尾崎士郎
ラジオニュース(午後三時)
井伏鱒二/横光利一/金子光晴/獅子文六/河合栄治郎/近衛文麿/清沢洌
ラジオニュース(午後五時)
青野季吉/木戸幸一/室生犀星/中江丑吉/長與善郎/折口信夫/木下杢太郎
ラジオニュース(午後七時)
東條英機/秋田雨雀/高村光太郎/斎藤茂吉/松岡洋右/正宗白鳥
ラジオニュース(午後九時)
永井荷風/真崎甚三郎/徳田秋声/鶯亭金升/幸田露伴/徳富蘇峰
「十二月八日」太宰 治
略歴
解説 武田砂鉄

方丈社編集部[ホウジョウシャヘンシュウブ]
編集

武田砂鉄[タケダサテツ]
解説

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

101
作家、詩人、文学者や政治家他55名が1941年12月8日真珠湾攻撃の臨時ニュースを聞いたときのことを書いた本や文献から引用して紹介した本。ニュースを聞いて感動をおぼえる人、国を憂う人、金子光晴のようにどなった人、様々な感じ方があって興味深く読むことができた。タイトルは淡々としているがその淡々さがむしろ恐い。世の中が大きくカーブを描いて変化するときはそんな感じなのかもしれない。そして気づくと戦争が終わっていた、というのがあれば読んでみたいと思った。図書館本2018/10/23

藤月はな(灯れ松明の火)

98
太平洋戦争を経験はしていないがその末を知っている私の心に起こるのは恥と罪悪感だ。しかし、戦争が始まった時の当時の日本人の受け止め方は現代人とは全く、違っていた。それは閉塞感がある時代がこれをきっかけに変わる期待と今までの戦で勝っている事からの自信があったからなのかもしれない。多くは新たな時代の到来に喜び、ある者は気持ちを改め、ある者は感情を書かずに事実を受け止め、プロレタリアは戦争が起こった為に牢獄に暫くは入れられなくなったとホッとし、芸術家は今までの軍部の策がポーズでなかった事に愕然とし。2018/12/10

星落秋風五丈原

72
太宰治の小説『十二月八日』の主人公は一家の主婦だ。夫は小説家だというので太宰本人を模しているのかもしれない。戦争が始まったらラジオが要るから、新しいのを買ってもらえるかな?とか、国民服どうしよう、とか、身近な心配をしている。それは町の様子が「平生とあまり変わっていない」からだ。とはいえ、ラジオは軍唄のオンパレード、演習でなくなった灯火管制など、少しずつ非日常が侵食している様子も描かれる。何事もない一日だが、何かが変わりゆく一日。そして人々は変化に気づきながらも、その先の大きな変化に思いを馳せるはずもない。2019/09/21

しゃが

70
12月8日の朝7時ニュースで、開戦を知った人びとはどう感じたのか? 率直な実感が記された日記、回想録集。意外な驚きだった。そこには解放感、清々しい、新しい神話の創造、落ち着きと安心…という言葉が軍人はもちろん知識人・著名人も残している。彼らの生きかたが好きで読んでいた人もいた。アジアでの閉塞感からだったのか、皇国への従属なのか、情報統制なのかもしれないが…。すべて男性なので女性たちはどう感じたのだろう?戦後に描かれた小説やドラマの違いに戸惑い、そして閉塞感からの解放への心理は今の状況と近似に憂慮した。 2019/02/18

♪みどりpiyopiyo♪

66
…大本営陸海軍部十二月八日午前六時発表、帝国陸海軍は本八日未明西太平洋に於いてアメリカ、イギリス軍と戦闘状態に入れり… ■意外なほどあっけらかんとした記録を読みました。あの日、日本人は戦争をどう感じ、何を考えたのか? 当日の知識人・著名人の日記、回想録から偽らざる戦争の実感が甦ります。■「ものすごく開放感がありました。パーッと天地が開けたほどの開放感でした」その歓喜のうねりが国を動かし、この国はどこへ行き着いたのか。当時の滾る高揚感に既視感を覚え、心が冷え 息がつまる心地です。(2018年)(→続2019/12/08

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