内容説明
玉手箱の中身とは一体何だったのか。箱を開けたら、なぜ浦島太郎は白髪の老人になったのか。こんなにも身近な昔話に、日本の秘史が隠されていた。小笠原孝次から七沢賢治へ、そして言祝ぎされた未来へとつづく、もう一つの「龍宮の乙姫と浦島太郎」が今ここに顕れる。
目次
第1部 皇國秘史・龍宮の乙姫と浦島太郎―古事記より観たる日本伝説の解釈(日本の伝説;伝説の解釈法;言の葉の誠の道 ほか)
第2部 平成版龍宮の乙姫と浦島太郎(龍宮乙姫の現代的意義;浦島太郎と小笠原孝次先生;貨幣経済を動かすもの ほか)
第3部 渡来人だからこそ憧れた日本の世界観(日本人の倫理的原動力;「日本語」の真価とそれを話す日本人;「言霊の幸はふ国」の価値を知っていたのは… ほか)
著者等紹介
小笠原孝次[オガサワラコウジ]
1903年東京都に生まれる。1922年東京商科大学(現在の一橋大学)にて、吹田順助氏よりドイツ文学ドイツ哲学を学ぶ。1936年山腰明將氏(元陸軍少佐)が主催する秘密結社「明生会」の門下生となる。1954年「皇学研究所」を設立。1961年「日本開顕同盟」(発起人葦津珍彦氏、岡本天明氏ほか)の主要メンバーの一人として活動。1963年「ヘブライ研究会」を設立。1965年「ヘブライ研究会」を「第三文明会」に発展。1981年七沢賢治との連盟で山梨県甲府市に「言霊神社」創建
七沢賢治[ナナサワケンジ]
1947年山梨県甲府市に生まれる。1972年早稲田大学卒業。1978年大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。1981年小笠原孝次氏との連盟で山梨県甲府市に「言霊神社」を創建し、「布斗麻迩の法」を奉戴。1982年白川伯王家伝の継承者、高濱浩氏に入門。2010年白川伯王家伝の継承者として「一般社団法人白川学館」を創設。2013年「言霊大学校」を開講。2014年「一般財団法人和学研究助成財団」を創設。2016年「和器出版株式会社」を創設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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キムキム