内容説明
中城ふみ子生誕100周年記念出版。戦後に華々しくデビューした中城ふみ子。その鮮烈な歌集『乳房喪失』、そして遺歌集『花の原型』。二人の現代歌人が生涯と作品を読み解く…。
目次
第1章 映画「乳房よ永遠なれ」のモデル
第2章 中城ふみ子と川端康成
第3章 「短歌研究」五十首応募作品の衝撃
第4章 『乳房喪失』の構成
第5章 シュルレアリスムと戦後短歌
第6章 中城ふみ子と与謝野晶子
第7章 大森卓と木野村英之介
第8章 中城ふみ子と現代短歌
第9章 中城ふみ子の作品解説
著者等紹介
加藤孝男[カトウタカオ]
1960年生まれ。東海学園大学人文学部教授。1988年「言葉の権力への挑戦」で、現代短歌評論賞受賞
田村ふみ乃[タムラフミノ]
1976年生まれ。武庫川女子大学文学部国文学科卒業。民族学関連の学術誌の編集など手掛けてきた。2011年秋、短歌結社「まひる野」入会。2012年「京都歌人協会短歌大会」優秀作品賞、2013年「日本歌人クラブ全日本短歌大会」優良賞、2014年「与謝野晶子短歌文学賞」関西テレビ放送賞、2016年「中城ふみ子賞」、同年「まひる野賞」受賞。第1歌集『ティーバッグの雨』(2018)出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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