出版社内容情報
120年の京急を繙く、をキーワードに、絵葉書・写真・図表で分かりやすく解説した私鉄沿線史。沿線各地域での生産活動や住居・娯楽といった生活の在り方が、臨海工業地帯の発展とともにどのように変わっていったのか。京急に加えて、企業家、自治体、地域有力者、住民など多様な主体に注目。特徴として戦前、戦時、戦後に一貫した軍隊の存在がある(帝国陸海軍、占領軍、在日米軍、自衛隊)。
さあ、赤い電車で小さな心の旅に出よう。
第1章 世界史のなかの京急沿線 第2章 川崎―初詣からハンマーへ 第3章 羽田・蒲田・大森―行楽、空港、高度成長 第4章 品川―帝都直通の夢 第5章 鶴見?新子安―生活と生産の相剋 第6章 日ノ出町・黄金町―直通、戦災、占領 第7章 上大岡?杉田―戦後開発の優等生 第8章 富岡?金沢八景―おもしろき土地の大衆化 第9章 逗子海岸と馬堀海岸―残る砂浜、消えた砂浜 第10章 安針塚?横須賀中央―軍都の戦前と戦後 第11章 浦賀と久里浜―工業化とその蹉跌 第12章 三浦海岸?油壷―三崎直通の夢と現実 あとがき、関連年表
小堀 聡[コボリ サトル]
著・文・その他
内容説明
泉岳寺から品川、蒲田、川崎、川崎大師を走り、横浜、上大岡、金沢八景、逗子そして浦賀・三浦海岸へ。沿線の歴史を乗せて赤い電車が走る―。沿線地域は京浜工業地帯の発展でどう変わったか。そして戦前、戦時、戦後に、帝国陸海軍、占領軍、在日米軍、自衛隊の存在も―。いろんな思いのよぎる豊饒の旅。120年の京急を繙く!!
目次
世界史のなかの京急沿線
川崎―初詣からハンマーへ
羽田・蒲田・大森―行楽、空港、高度成長
品川―帝都直通の夢
鶴見~新子安―生活と生産との相剋
日ノ出町・黄金町―直通、戦災、占領
上大岡~杉田―戦後開発の優等生
富岡~金沢八景―おもしろき土地の大衆化
逗子海岸と馬堀海岸―残る砂浜、消えた砂浜
安針塚~横須賀中央―軍都の戦前と戦後
浦賀と久里浜―工業化とその蹉跌
三浦海岸~油壺―三崎直通の夢と現実
著者等紹介
小堀聡[コボリサトル]
名古屋大学大学院経済学研究科准教授。1980年、横須賀市生まれ。京都大学経済学部卒業、大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、日本学術振興会特別研究員などを経て現職。専攻:日本経済史、環境史。主要著作『日本のエネルギー革命―資源小国の近現代』(名古屋大学出版会、2010年、第54回日経・経済図書文化賞、第6回政治経済学・経済史学会賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Tui