内容説明
「わかろう」とする子どもの思考の豊かさとは。子どもが概念的理解を深め、自己肯定感、ウェルビーイングを高めていくことに、高い関心が寄せられている。解決方法が1つに定まらない非定型問題に取り組む子どもの多様な発話や記述を丁寧に読み解くことで、発達や学習を通じて「わかる」が深まるが様相を捉える。
目次
第1部 「わかる」が深まるとは(「わかる」ことの現代的意義;「できる」ことと「わかる」ことの違い;わかるプロセスを読み解く)
第2部 「わかる」はどのように発達するか(「わかる」の発達1:数学的概念がわかる1 比例や単位あたり量(内包量)がわかる
「わかる」の発達1:数学的概念がわかる2 かけ算やわり算の問題をつくってみる
「わかる」の発達2:社会や経済がわかる1 値段や流通についてどう考えるか? ほか)
第3部 学習を通じて「わかる」はどのように深まるか(探究してわかる;「わかる」が深まる授業とは 協同的探究学習の開発と検証;「わかる」の長期的な深まり 学習と発達の関係を考える ほか)
著者等紹介
藤村宣之[フジムラノブユキ]
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定。博士(教育学)。現在、東京大学大学院教育学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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