内容説明
障害はどのように立ち現れるのか?行為と言葉を手がかりに,日常実践における障害の社会的生成メカニズムの実態に迫る。障害という現象をめぐる自分や社会の理解を振り返り、書き換え続けていくために。
目次
序章 障害理解のリフレクションはどのような実践か
第1部 行為が描く(他者)と共にある世界(「障害」をいったん横におくということ;インクルージョン実践への状況論的アプローチ;社会的に不利な状況にある子どもたちが「発達障害」とされていく仕組み;障害疑似体験を「身体」から再考する;介助を教わり「失敗」する;「同じ世界を知る」ことはいかにして可能か)
第2部 言葉が描く(他者)と共にある世界(障害はなぜ「性格」と呼ばれないか;精神医学の概念を用いて自己を理解すること;「普通」を生き延びる)