感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
里愛乍
38
α-Morning京都でおなじみの佐藤弘樹氏。私が彼の声に惹かれるのはあのバリトンは勿論なんですが、それだけじゃなく、その喋り方とか言葉選びとかそういうところも好きなんですね。言葉を生業とし、どれほど言葉を大切に扱い考えていらっしゃるのか。それが現れているからあんなにも心地よく耳に浸透してくるのでしょう。「彼が喋ると天気予報でさえ崇高な朗読劇に聞こえる」とは、とあるリスナー談ですがその感覚はすごく理解できます。チラシのコピーにあった「活字も重低音」とは、まさに的確といえる一冊でしょう。2016/09/19
放蕩長男
7
エフエム京都のパーソナリティー、佐藤弘樹さんのコラム集です。私は京都人ではありませんが、偶々大垣書店に入ったときに目に付き、面白そうだと購入しました。ラジオという、「言葉」の業界に携わる人というだけあって、言葉使いの乱れや誤用に関するコラムが多かったです。ただその割に、読んでいて気になる誤用や誤字がちらほら。決済と決裁とか。言葉の賢人にも筆の誤りはあるんだな、と思うと、少し安心したような、面白いような、不思議な気分になりました。もしかして、狙って間違えたのでしょうか。策士ですね。2016/08/26
都人
1
京都に住んでいるが、著者のことは全く知らない。それにしても恐れ入ったタイトルだ。2017/05/23
井上翼
0
この本を読んで自分の語彙力が付いたような気がする。 新たな価値観が生まれて世界を見る目が変わった。2016/06/23
名著の凪
0
『ことばの力は、諸刃の剣だと思う。一言で勇気をもらうことも笑顔になることもあれば、一言で憎しみが生まれることもやる気を失うこともある。ゆえに、ことばの選択は、いつでも慎重でなくてはいけない。そして話しことばを「漢字」ではなく「ひらがな」で伝える必要がある。』2021/12/16