ピアリング戦記 - 日本のインターネットを繋ぐ技術者たち

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ピアリング戦記 - 日本のインターネットを繋ぐ技術者たち

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  • サイズ A5判/ページ数 150p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784908686146
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C3055

出版社内容情報

いまや世界中のあらゆる社会を支えるインターネットは、特定の国家や組織が管理・運営しているわけではありません。インターネットは、TCP/IPという技術の仕様にしたがって作られた機器やプログラムであれば自由に接続できる、オープンなネットワークです。

とはいえ、だれもが勝手気ままに自分の機器やネットワークを繋ぐだけでは、世界中を相互に接続するようなインターネットは実現できません。その裏では、さまざまな組織や人により、お金を伴う競争と協調の世界が繰り広げられています。

技術的な仕様の解説だけでは語れない、人と人を繋ぐネットワーク技術だからこそ立ち現れる生々しい舞台裏を、2020年代の日本のインターネットの大規模構造に影響をもたらした当事者たちへの取材とインタビューをとおして解き明かします!

目次
はじめに
 本書の構成

第1章 ピアリングを巡る静かな戦い
 1.1 インターネットはネットワークのネットワーク
 1.2 ルーティングプロトコルとしてのBGP
 1.3 ASを運用する組織と組織を繋ぐBGP
 1.4 BGPの仕組みの基本
 1.5 ポリシーで決まる経路
 1.6 組織の力と対価がBGPの経路を決める
 1.7 ピアリング
 1.8 ピアリングのルール
 1.9 なぜピアリングを行うのか?
 1.10 デピアリング

第2章 データセンターとその立地
 2.1 BGPルータは同一のL2セグメントで運用される
 2.2 データセンターの価値は入居している事業者でも決まる
 2.3 価値のある拠点は集中しがち
 2.4 新たな拠点に参入するときに考えること
 2.5 2010年代に大阪では何が起こっていたか(インタビュー)
 2.6 堂島問題

第3章 IXとは何か? 国ごとに違うIX
 3.1 みんなでBGPルータを繋ぐ場としてのIX
 3.2 パブリックピアリングとプライベートピアリング
 3.3 国や地域ごとに違うIX
 3.4 日本のIX
 3.5 NSPIXPが切り開いた日本のIXとピアリング(インタビュー)
 3.6 商用IXの始動:JPIXから見た日本のインターネット(インタビュー)
 3.7 もう1つの選択肢、JPNAPの誕生(インタビュー)
 3.8 アジアを代表するIXとなったBBIX(インタビュー)
 3.9 10年前のピアリング状況とコミュニティ活動によるIXの変化(インタビュー)

第4章 ピアリング相手の探し方
 4.1 どこで誰とピアリングするか?
 4.2 探し方いろいろ
 4.3 GPFやPeering Asiaなどのピアリングイベント(インタビュー)

第5章 コンテンツ事業者の台頭
 5.1 ハイパージャイアンツ
 5.2 キャッシュサーバをどこに置くのか?
 5.3 動画コンテンツによるトラフィックの増加
 5.4 プライベートピアリングの増加
 5.5 NTTドコモとピアリングする意味(インタビュー)
 5.6 BIGLOBE が ISP 視点で見てきた日本のトラフィックの変化(インタビュー)

あとがき
発起人より

索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

hnzwd

20
世界中に広がるインターネットって、狭い範囲の個別のネットワーク同士が相互に接続することで出来上がってら訳で、、普段意識しない、その部分を日本のインターネット黎明期を知る人のインタビューなども引用して紹介してくれてます。ネットワークごとにパワーバランスがあってTierで表現してるのはなかなか。。2023/04/18

トマトホーク

1
日本のインターネット黎明期にプロバイダ各社が国内のネットワークを整備するのに四苦八苦する話。冒頭にもあったが技術的な仕組みは学習する以外が多いが商用としての物理的な制約についてイメージすることは今まであまりなかったので新しい視点で学びになった。特にすでにネットワークが構築されてる欧米に対して以下にアジアの拠点として有用かを説明したり頭を下げたりしてるのを見ると物理的なところでも先人たちの努力が感じられた。2024/11/16

nranjen

1
ピアリングって何?から始まった。インターネットがつながるシステムがこんなに人のつながりによって初めてつながっているとは知らなかった。インターネット発展の歴史は自動的に発展しているのではなく、人の尽力ありきなのだ。2024/08/15

Yoshi NAK

1
IXができた頃の背景がわかって面白かった。 ASは16ビットだと思っていたけど32ビットになっていたそりゃそうだろうなぁ。と思った。2022/12/03

ふら〜

0
インターネット、通信の世界がどのように繋がっているのか、IXというサービスをキーに凄くイメージしやすく概説。こういう業界の裏側(というと失礼か。何気なく使っているインフラの実態)をなんとなくでも知っていると仕事でも役立つね。2025/06/06

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