日本帝国の膨張・崩壊と満蒙開拓団

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  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784908672279
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C3021

出版社内容情報

開拓民送出にはじまり、満洲でのくらしや中国側の反応、そして引揚げ後の動向に至るまで、一国史の枠に留まらない立体的な満蒙開拓団(満洲移民)の歴史が今つづられる。満蒙開拓団――それは1932年から敗戦に至るまで日本帝国によって送り出された「満洲国」への日本人農業移民である。対ソ防衛など軍事的要請から開拓民の約半数が「北満」に入植したが、敗戦前後のソ連侵攻と現地の混乱により約27万人のうち約8万人が犠牲になったほか、約1万人が中国残留邦人として取り残された。本書は、その動員・送出過程と共に、満洲現地での農業経営や生活実態を開拓団と母村の関係や異民族支配の動向に着目して明らかにし、さらに日本帝国崩壊後に「引揚者」となった開拓民の生活についても分析する。こうした歴史の検証を通じて、満蒙開拓団を現代の「戦争を知らない世代」や地域社会がどのように受け止めるのかを考える。

序 章 いまなぜ満蒙開拓団を問うのか

第一章 全国一の送出地域―長野県下伊那郡川路村―

第二章 模範村の分村運営―山形県西村山郡高松村― 

第三章 分村計画の帰趨―長野県諏訪郡富士見村―

第四章 強行された「北満」入植―新潟県中魚沼地方―

第五章 「民族協和」の位相―満蒙開拓団と現地住民―

第六章 中国側は満蒙開拓団をどうみたか―中国各地で刊行された雑誌・評論を手がかりに―

第七章 帰ってきた村の人びと―長野県下伊那郡川路村―

終 章 地域における国策移民の展開と帰結

細谷 亨[ホソヤ トオル]
著・文・その他

内容説明

満蒙開拓団―それは1932年から敗戦に至るまで日本帝国によって送り出された「満洲国」への日本人農業移民である。対ソ防衛など軍事的要請から開拓民の約半数が「北満」に入植したが、敗戦前後のソ連侵攻と現地の混乱により約27万人のうち約8万人が犠牲になったほか、約1万人が中国残留邦人として取り残された。本書は、その動員・送出過程と共に、満洲現地での農業経営や生活実態を開拓団と母村の関係や異民族支配の動向に着目して明らかにし、さらに日本帝国崩壊後に「引揚者」となった開拓民の生活についても分析する。こうした歴史の検証を通じて、満蒙開拓団を現代の「戦争を知らない世代」や地域社会がどのように受け止めるのかを考える。

目次

序章 いまなぜ満蒙開拓団を問うのか
第1章 全国一の送出地域―長野県下伊那郡川路村
第2章 模範村の分村運営―山形県西村山郡高松村
第3章 分村計画の帰趨―長野県諏訪郡富士見村
第4章 強行された「北満」入植―新潟県中魚沼地方
第5章 「民族協和」の位相―満蒙開拓団と現地住民
第6章 中国側は満蒙開拓団をどうみたか―中国各地で刊行された雑誌・評論を手がかりに
第7章 帰ってきた村の人びと―長野県下伊那郡川路村
終章 地域における国策移民の展開と帰結

著者等紹介

細谷亨[ホソヤトオル]
1979年、山形県生まれ。横浜国立大学大学院国際社会科学研究科博士課程後期修了。博士(学術)。横浜国立大学経済学部非常勤講師、日本学術振興会特別研究員(PD)、慶應義塾大学訪問研究員を経て、立命館大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

21
満蒙開拓団に関する研究は、これまで膨大な研究が積み重ねられている。この種の学術書の利点はテーマの研究状況を概観できる点にある。本書で注目したのは、開拓団の引揚げ後の戦後日本社会への復帰過程を、引揚者の存在形態をふまえたうえで、引揚者援護事業や引揚者救済をめぐる動向を多角的な視点から検討しているところ。社会福祉行政や農地改革などの政策展開、県・地方(郡)・地域固有の対応、行政府・集落・親族など共同体的諸関係等。「包摂と排除」の局面の様々な実証分析がなされている。◇さすがに有志舎は骨太の刊行物が多い。2020/02/20

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