出版社内容情報
「国民のための癒し」装置と化してしまった明治維新論を解体し、歴史学だけでなく社会心理学・国際関係論などの知見に学びつつ、世…講座派マルクス主義・世界システム論・国民国家批判論を通過したいま、新たな非「国民」的視座からの明治維新論へ!
いまや「国民のための癒し」装置と化してしまった明治維新論を解体し、歴史学だけでなく社会思想史・社会心理学・国際関係論などの知見に学びつつ、世界史的な文脈のなかで維新変革の全体構造を明らかにする。
序章 時代劇の世界はなぜ行き詰ってしまったのか?
一 日本列島地域にとって近世社会とは何だったのか―その構造と特質―
二 ロシア問題と近代の胎動―一九世紀前半の情景―
三 幕末政局と条約派
四 江戸幕閣と東国公議論
五 「倒幕派」にとっての公議
六 国力底上げと一致の希求―明治以後の展開―
終章 列島地域の「武威」世界と明治維新
奈良 勝司[ナラ カツジ]
著・文・その他
内容説明
講座派マルクス主義・世界システム論・国民国家批判論を通過したいま、新たな非「国民」的視座からの明治維新論へ!いまや「国民のための癒し」装置と化してしまった明治維新論を解体し、歴史学だけでなく社会思想史・社会心理学・国際関係論などの知見に学びつつ、世界史的な文脈のなかで維新変革の全体構造を明らかにする。
目次
序章 時代劇の世界はなぜ行き詰ってしまったのか?
1 日本列島地域にとって近世社会とは何だったのか―その構造と特質
2 ロシア問題と近代の胎動―一九世紀前半の情景
3 幕末政局と条約派
4 江戸幕閣と東国公議論
5 「倒幕派」にとっての公議
6 国力底上げて一致の希求―明治以後の展開
終章 列島地域の「武威」世界と明治維新
著者等紹介
奈良勝司[ナラカツジ]
立命館大学文学部日本史学専攻卒業。立命館大学大学院文学研究科史学専攻日本史学専修博士課程後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員、ドイツ・ルール大学ボーフム校客員准教授、韓国・漢陽大学校国際文化大学日本言語文化学科助教授などを経て、立命館大学文学部助教、国際日本文化研究センター客員准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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