出版社内容情報
64歳にして、フロリダ海峡180kmを泳いで横断するという偉業をなし遂げた著者ダイアナ・ナイアドの、想像を絶する冒険の記録。 2013年9月、著者のダイアナ・ナイアドは64歳にして、フロリダ海峡180kmを泳いで横断するという偉業をなし遂げた。そこはサメや毒クラゲの恐怖が待ち受け、激しいメキシコ湾流がゆくてを阻む、すべてのウルトラ・スイマーにとって別格の海域。エベレスト登頂にたとえられる、オーシャンスイムの最難関だ。要する時間は50~60時間。スイマーはその間一睡もせず、人間の常識をはるかに超えた精神と肉体の極限に挑む。
いったい何が彼女を、これほど壮大な企てに突き動かしたのか。幼少期に受けた性的虐待、同性愛者としての苦悩、家族の死など自らの人生をさらけだしながら、その答えをあきらかにしていく感動のノンフィクション!
ダイアナ・ナイアド[ダイアナ ナイアド]
1949年生まれ。幼少期より水泳に親しみ、20代でウルトラ・スイミングの世界へ。26歳でマンハッタン島1周をなし遂げ、男女を通じての新記録を樹立した。30歳で現役を退いたのち、スポーツ番組のキャスターなど放送分野で活躍したが、60歳で一念発起し、20代からの夢だったキューバ?フロリダ横断泳に挑戦した。現在はフィットネス事業や講演活動を行っている。
菅しおり[スガシオリ]
1966年生まれ。お茶の水女子大学卒。出版社勤務を経て翻訳者に。訳書にエド・シーサ『2時間で走る』(河出書房新社)、スティーヴン・パーク『ル・コルビュジエの住宅 3Dパース全集』(エクスナレッジ)がある。エンデュランス・スポーツのファンとして、みずからもトレイルランニング、ウルトラマラソンなどのレースに参加している。
内容説明
息をのむほど壮大な挑戦―外洋では、耳はスイムキャップで覆われ、ゴーグルはやがて雲り、感覚がほぼ完全に遮断された極限状態となる。波酔い、嘔吐、低体温症、幻覚…。生存を脅かす苦痛が、くり返しおとずれる。ハバナ~キー・ウェスト間、フロリダ海峡一八〇km。渦や反流を伴う激しいメキシコ湾流が荒れ狂い、海中にはとりわけ危険な生きものが待ち受ける、すべてのウルトラ・スイマーにとって別格の海域。冒険を支えたチームは総勢四四名。彼女は六四歳、五度目の挑戦で泳ぎ切ることに成功した。これはエベレスト登頂よりはるかにスリリングな、人間の常識を超えた感動の記録だ。
目次
危機
猛毒
父
母
裏切り
ニューヨーク
転機:マンハッタン島一周
初めての挑戦
ハバナ
引退後〔ほか〕
著者等紹介
ナイアド,ダイアナ[ナイアド,ダイアナ] [Nyad,Diana]
1949年生まれ。幼少期より水泳に親しみ、20代でウルトラ・スイミングの世界へ。26歳でマンハッタン島1周をなし遂げ、男女を通じての新記録を樹立した。30歳で現役を退いたのち、スポーツ番組のキャスターなど放送分野で活躍したが、60歳で一念発起し、20代からの夢だったキューバ~フロリダ横断泳に挑戦した。現在はフィットネス事業や講演活動を行っている
菅しおり[スガシオリ]
1966年生まれ。お茶の水女子大学卒。出版社勤務を経て翻訳者に。エンデュランス・スポーツのファンとして、みずからもトレイルランニング、ウルトラマラソンなどのレースに参加している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yyrn
くにひろ
etoman
umiteru
-
- 和書
- さっと煮サラダ