内容説明
一九七〇年前後に、新潟水俣病、富山イタイイタイ病、熊本水俣病と並び四大公害訴訟として法廷で争われた「四日市訴訟」に翻弄される家族たち。加害企業に勤める主人公と、四日市ぜん息の被害者になった父。そして病魔は幼い子供たちにも及ぶ。コンビナートと隣り合った港町に住む一家の、反対運動、住民訴訟をめぐっての苦悩を描いた。
著者等紹介
安保邦彦[アボクニヒコ]
1936年生まれ。愛知県出身。大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程修了、国際公共政策博士。元名古屋大学先端技術共同研究センター教授。元愛知東邦大学経営学部教授。元日刊工業新聞社編集委員。愛知東邦大学地域創造研究所顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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