内容説明
ピンク映画誕生から半世紀。本書は著者・鈴木義昭の出版第一作、青心社版『ピンク映画水滸伝 その二十年史』の文庫復刻版である。革命の映画ではなく、映画の革命が始まった。ピンク映画という梁山泊に結集し、見果てぬ夢を追い求めた男たち、女たちの群像ルポルタージュ。ピンク映画再考の書となれ!
目次
第1章 ピンク映画の誕生からエロダクブームへ
第2章 エロダクションとその時代
第3章 ピンク映画黄金時代
第4章 若松プロの過激な疾走
第5章 ピンク映画よどこへ行く
第6章 ピンク水滸伝 番外篇
第7章 撮影現場ルポ
補章 ピンク映画水滸伝・後伝 ピンク映画の彼方へ
著者等紹介
鈴木義昭[スズキヨシアキ]
1957年、東京都台東区生まれ。76年に「キネマ旬報事件」で竹中労と出会い、以後師事する。ルポライター、映画史研究家として芸能・人物ルポ、日本映画史研究などで精力的に執筆活動を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やいっち
62
仕事の合間の楽しみに読んできた。お世話になったピンク映画を少しは知りたいと…好奇心で手にした本。 「1961年の新東宝倒産が一つの転機となる。新東宝の経営を追われた大蔵貢が大蔵映画を設立する。1962年に協立映画製作、大蔵映画配給の『肉体の市場』が公開された。「成人指定」「独立プロ製作」「劇映画」という3つの要素を満たした最初の作品として、この『肉体の市場』がピンク映画第1号とされている」2021/05/03
tkm66
1
資料。・・しかし読み辛かったな。30年くらい前の映画論はどれも厳しい。2021/02/13