人間社文庫 日本の古層 2<br> 古代諏訪とミシャグジ祭政体の研究

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人間社文庫 日本の古層 2
古代諏訪とミシャグジ祭政体の研究

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  • サイズ A6判/ページ数 312p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784908627156
  • NDC分類 387
  • Cコード C0139

目次

地母神の村・序説
「ミシャグジ祭政体」考
蛇体と石棒の信仰―諏訪御佐口神と原始信仰
縄文中期における宗教的遺物の推移―八ヶ岳山麓の住居址を中心として
御作神
洩矢祭政体の原始農耕儀礼要素
御社宮司の踏査集成

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

58
今も古代以来の日本の歴史を色濃く残していると言われる「諏訪」。本書は、長野県を中心に中部日本各地存在し、信仰の対象となっているミシャグチ神とそれを巡る古代部族について、在野の研究者を中心に、発掘品や宗教施設等のあり方の考察、古老からの聴き取りなど、考古、民俗、歴史の角度から追究したもの。諏訪ローカルな面もあり、40年以上前の刊本の文庫版であるが、原始・古代の諏訪を研究する上での基本図書として、一向に古さを感じさせない。大和朝廷統一以前の列島における人々のあり方に興味を持つ者にとっては、魅力に富む内容かと。2024/06/05

翔亀

46
【諏訪1】ミシャグジとは、縄文時代の神の一つである。神道や仏教よりも前の古層の神。柳田国男が民俗学の最初期に取り上げたが(「石神問答」1910年)、今だに謎のままだ。しかし、微かではあるがその痕跡は残されていて、ベールを剥がせば少しだけ姿を現す。有名なのが夢野獏の「宿神」(シュクジン、2012)だ。そのネタ本は、中沢新一「精霊の王」(2003)と思われるが、中沢はミシャグジが、歴史の表舞台から姿を消しても、中世の芸能者の間では密かに生き残っていたとする。それが宿神。特に能、世阿弥や金春禅竹(世阿弥の娘↓2020/03/09

テツ

17
柳田國男も『石神問答』で言及していたミシャグジ神について。長野生まれのために諏訪はわりと身近に感じていたので(ぼくの住んでいた北信から遠いけどね)興味深く読めました。今はもう神格も御姿も解らず信仰の形態も定かではなくアクセスすることすら難しい神様でもその残滓は至るところに存在している。神様と恐竜を一緒にするなんて畏れ多いけれど、小さな情報から御姿を想像していく過程って恐竜の化石の発掘に似ているよなあ。読んでいたら久々に諏訪に旅行したくなりました。2020/05/11

∃.狂茶党

14
大和朝廷以前の神を祀る、諏訪神社の最初の祭神と見られる、「ミシャグジ」長く置き忘れられてきた神を、今井野菊という人が歩いて、話を聞き掘り起こす。 縄文の祭儀にまで踏み込むのは、少しばかり勇み足にも思えますが、呪術的権力に集った、あるいはそれを掲げた、部族社会を幻視することは、大変スリリング。 今井野菊インタヴューが収録され、彼女が集めた膨大な資料の一部も読むことができる。 これはもう、今井野菊の本も読むべきなんだろう。 物証が残らない領域に、作者たちは切り込んでいく。 おもしろい。2022/10/09

yoneyama

11
映画「鹿の国」見た帰りの松本駅本屋で発見。1974年7月に諏訪古代信仰のミシャグジを探求した民俗学探求者の3人が諏訪の今井野菊氏を訪ね、まとめた本の復刻版。3人の1人が今回の映画の制作者。古事記で出雲からやってくる神が諏訪大社の神だが、それ以前からあったミシャグジ信仰にかぶさった形になっている。この土地には、神道以前の世界の断片があり、文字にはない痕跡などを探っていく面白さが書かれる。解りにくさ、整然と説明できない諏訪の信仰世界は重層的な歴史の結果なのだと推察する。信州人として諏訪は大テーマなのだ。2025/02/20

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