人間社文庫<br> 天白紀行 (増補改訂版)

個数:

人間社文庫
天白紀行 (増補改訂版)

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月03日 08時48分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A6判/ページ数 284p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784908627002
  • NDC分類 387
  • Cコード C0139

出版社内容情報

謎の「天白」信仰を語る際に必ず参照されていた著者による新聞連載に、大幅な補筆修正を加えて初の書籍化。民俗学者・柳田國男が『石神問答』に「唯此の神の古きことのみは疑いなし」と記し、伊勢、三河、遠江、駿河、信濃から関東にかけて広くその痕跡を残す、謎の「天白」信仰。その「天白」を語る際に、必ず参照されていた資料の一つが山田宗睦の「天白紀行」だが、新聞連載記事のため容易に全文を読むことは難しかった。この連載記事に著者自身による大幅な補筆修正を加え、『天白紀行 増補改訂版』(人間社文庫)として初の書籍化。「道の思想史」などで知られる著者ならではの幅広い知識や深い思索が織りこまれたやさしい語り口からは、消え去ろうとしている「天白」への愛惜の思いがあふれる。上質な紀行文として読むことのできる一冊。

山田 宗睦[ヤマダ ムネムツ]
山田宗睦
1925年、山口県下関市生まれ。京都大学哲学科卒。東大出版会編集者、「思想科学」編集長、桃山学院大学教授、関東学院大学教授などを歴任、現在、朝日カルチャーセンターで日本書紀を講じる。著書に『道の思想史』(講談社)、『道の神』(淡交社)、『山田宗睦著作集』(三一書房)、『日本書紀史注 全30巻』(風人社)、『現代語訳日本書紀上中下』『古代史と日本書紀』(ニュートンプレス社)など。最新刊は、30年間に及ぶライフワーク『日本書紀の研究ひとつ??ジョン・ロックのように日本書紀を読んだなら』(風人社)。

目次

序論―天白とは
伊勢神宮
志摩
員弁
三河
伊那谷
諏訪大社
諏訪
松本平
水内
佐久
小県
遠江
井伊谷
駿河
富士のすそ野
まとめ

著者等紹介

山田宗睦[ヤマダムネムツ]
1925年、山口県下関市生まれ。京都大学哲学科卒。東大出版会編集者、「思想の科学」編集長、桃山学院大学教授、関東学院大学教授などを歴任、現在、朝日カルチャーセンターで日本書紀を講じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翔亀

38
【諏訪5】古部族研究会の諏訪三部作と同じ出版社(編集者)が手掛けた復刊もの。正確には1977年に新聞連載されたものに増補を加えたものだから新刊ではある(2016年刊)。いずれにせよ最初に書かれたのは古部族研究会と同じ1970年代だ。著者の名前を見た時、今回も微かな記憶があった。私が学生時代に愛読していた雑誌「思想の科学」の編集長だ。鶴見俊輔をはじめ戦後知識人(もう死語かも)の一画を担っていた。その彼がこういう、当時の自分にとっては保守的なものを書いていたとは思いもよらなかったはずだ(そもそも柳田国男すら↓2020/03/22

yoneyama

11
松本の安原の天白神社の近所が実家だ。名古屋や豊橋に天白があったので、あちらからきたのか?と思っていたら、なんと信濃が多いらしい。諏訪のミシャグジと同じくらいの古い神様という仮説もある。2016年刊。取材は1970年代なので、むしろ今よりいろいろ町並みの信仰環境も残っていると思う。今の天白神社は欅の木も切られ、お祭りも無く、非常にさびしい。40年前の天白信仰を辿る旅の記録が私には懐かしい。2025/04/08

∃.狂茶党

10
学問とは、謎に立ち向かい、解き明かし、謎を掘り出すことが仕事です。 先に読んだ『諏訪学』との関連はもとより、一部の実話怪談作家が、取材を続けている、日本古来の祭祀にも、本書は繋がっています。 学問もまた物語であり、わたしたちの見る現実とは、物語の重なり、滲出の様なのでしょう。 線を辿る。点を穿つ。 元になった連載から、50年後、2016年90歳での加筆、これはちょっとした驚きです。 2022/06/02

らむだ

4
1997年1月6日~3月19日の中日新聞連載「天白紀行」を底本に、加筆修正し単行本化したもの。伊勢から三遠地方にかけて濃密に分布する天白神信仰の痕跡を辿る。元が新聞連載なので読みやすく、紀行文としても読める一冊。2023/11/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11068208
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品