感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pohcho
54
100人の一人暮らしの部屋の写真とエッセイ。学生さんや書店員(店主)、編集者、デザイナーなど若い方が多く、ZINEを作っている方もチラホラ。皆さん普段から文章を書きなれている印象を受けた。後半は地方の一軒家や高齢の方なども登場。部屋を見るというよりは、いろんな人生が垣間見えて楽しかった。2025/02/19
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
37
100人の一人暮らしの短いエッセイ。それぞれお気に入りやこだわりがあったり、その人の人生を垣間見ているようで楽しめました。私の一人暮らし歴は約6年。時間も自由で縛られないのが楽だったなあ。2024/12/05
阿部義彦
28
とても素敵な本でした。東京で『小鳥書房』という、小さな出版社と本屋を営む落合さんと、その友達で私の地元仙台に住む佐藤さんとの共著です。仙台のマイ本屋で買いましたが、この本の隣には都築響一さんの『TOKYO STYLE』ちくま文庫を並べてました。しかしコンセプトは違います、こちらは一人暮らしに関するエッセイが右頁に、そして部屋の写真が左頁に載ってます。全て無名の人ばかりです。00年以後に生まれた若い方が多く、猫好き、本好きの方が多数(書店主さんも多し)計100人の一人暮らしの部屋と文章。かけがえのない空間。2024/08/14
ゆみのすけ
26
左ページにひとり暮らしをされている方の部屋の写真。右ページに部屋のこだわり、部屋と自分との関係、ひとり暮らしの遍歴などが綴られている。普段目にすることがない他人の部屋はとても興味深く、新鮮だった。仕事や学校など他者と関わる場から帰宅し、1人でほっとできる空間。その空間、その時間を大多数の人は心落ち着ける場として大切にしているのがよくわかった。こだわりの家具や置物への想いも人それぞれで面白い。2025/02/10
亜希
25
発売当初から読むのをすごく楽しみにしていた一冊。題名の通り、ひとり暮らしをしている100人の方の部屋とお気に入りのものを1ページ弱の短いエッセイと合わせて覗くことができる。(おそらく)それぞれ自分で書いているであろう自己紹介も面白い。みんな文章を書くのが上手だなぁ。エッセイでは特に猿渡凛太郎さんの「富士見のサンタフェ」が面白かった。私はちゃんとした一人暮らしはしたことがないけれど、いま思えば実家の自分の部屋は居心地が良かったな。超狭かったけれど、確かにあれはワンルームワンダーランドだった。2024/11/14