出版社内容情報
「母親からもらった手鏡のうつす/消滅/せめて水素や酸素、ちっ素や炭素が/ここに/わたしを選び、あってほしい」第六詩集。午後遅く、太陽の
取り分を与えられた手のひらが
触れた物質その生涯をかけて打ち込めるものへ
「ほんとうの対話ができるものにわたしはなりたい」
手塚敦史、第六詩集。
歩行
到着
極点
白い自転車
バーミリオン
リトゥルネル(ちっぽけな音楽から)
芳しいと思う/蒸気(ラング)
ヒラギノワカレ
(エンと、エンと……)
植物を置く
月
ヒラギノ(フッテージ)
ははきミメシス
カミハテ
深泥池
ハタエダ
スティルス
「はねは透けて」のネハス
張る、懐く、
どこにでもいる人
エレファント
写真
不知火
水溶性アポカリ
ひだまり抄
苔を育てる女
手塚敦史[テヅカアツシ]
著・文・その他