内容説明
天然ガスによって潤い伝統と近未来が同居する謎に包まれた永世中立国の本邦初となる概説書。
目次
第1章 首都
第2章 全土5州
第3章 民族
第4章 伝統・芸術
第5章 生活・文化・社会
第6章 歴史
第7章 政治・経済
第8章 対日関係
第9章 渡航情報
著者等紹介
ギュルソユ慈[ギュルソユチカ]
1981年東京都生まれ。東京外国語大学地域文化研究科博士前期課程修了。高校時代にトルコへ留学して以来テュルク世界に強い愛着を持ち、大学・大学院においてトルコの社会問題を研究。2015~2018年にトルコ人の夫の駐在先であるトルクメニスタン・アシガバットにて暮らす。複数のウェブサイト・雑誌にトルクメニスタンやトルコに関する記事を執筆。現在はトルコ・イスタンブル在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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六点
89
超マニアックな国や地域の歩き方シリーズの一冊。同シリーズには重慶やウクライナがある。海外旅行は平和じゃないとできないもんな、と、思わぬでも無し。「金に困ってない北朝鮮」のガイドな訳であるが、常に外国人は監視されてるので、逆に安全と言うディストピア感満ち溢れた文章が有ったりする。 六点はただ美しいトルクメニスタンジュエリーと『乙嫁語り』の舞台としての好奇心に刺激されただけなのに、恐ろしい現実に震えるのみであった事だよ。2024/07/08
Nat
39
図書館本。トルコ人のご主人と結婚して、ご主人の赴任に伴いトルクメニスタンに駐在したことによって、トルクメニスタンに魅せられた日本人の方が作者。作者のトルクメニスタン愛が伝わってくる一冊。豊富な天然ガスをもち、教育費は無料、光熱費が非常に安価と羨ましい。イスラム教スンニ派の国で、大統領が強い権力をもっている。あまり馴染みがなく初めて詳しく知った国だが、ロシアや中国、トルコなどと関係が深いが、積極的中立政策を外交方針として、豊富な天然資源を背景に、多くの国としたたかに外交を展開しているという印象を受けた。2022/10/07
海老エミ
5
流し読み。トルコとトルクメニスタンは別の国だった。柄や雑貨の写真も楽しい本2022/09/22
Maumim
3
トルクメニスタンについては、あとがきで著者が述べているように「変な国」というイメージだったのだが、「ファンブック」のシリーズだったので思わず手に取って読み始めた。なんか「地球の歩き方」っぽーい。でも地球の歩き方では、中央アジアとしてまとめられてた気がする。情報も、旅行者向けというより随分緻密。よくわからないまま、トルクメニスタンの歴史とか読み流す。国においても、やはり「資産」があるもの勝ちなのか。豊かな地下資源があり、18歳まで学費は無料ってのは、子育てする身には一番羨ましい。気候は厳しそうだけど。2022/07/17
むさみか
2
まるで日本の江戸時代と現代のように トルクメニスタンも すこし以前の暮らしは 放牧などが主流なのに 現代は 天然ガスの恩恵で 街は理路整然とした 巨大な白亜の建物が 並び立つ街になり その変わり方に びっくりしてしまう2025/02/21