内容説明
集合住宅・駅・ホテル・モザイクほか、東ドイツ160景。
目次
1 集合住宅・高層建築
青緑色の列車に乗って
2 駅舎・バスターミナル
3 ホテル・宿泊施設
ブロック塀・鉄門
4 モザイク・モニュメント・ネオン
美しき食堂
5 その他の構造物
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yyrn
21
作者はヨーロッパの旧社会主義国の雑貨を取り扱っていて、これまで東欧諸国の食文化を再現したレシピ集や雑貨デザイン本を出版。本書は旧東ドイツに残るオスト(東)×モダンなスポットを紹介している写真集で、ドイツ統一前の社会主義国の雰囲気を色濃く残す建物、集合住宅や高層ビル、駅舎やホテルなどのほか、東欧を象徴するような大規模なモザイクやモニュメントが哀愁を帯びた写真で多数紹介されている。独特なブロック塀や鉄門、美しい食堂にも強いこだわりを示すが、それらを紹介することで保存に尽力する東欧の人々を応援したいのだろうか?2024/04/25
だてこ
10
『革命前夜』を読んで東ドイツに興味をもって。小説のなかで、東ドイツには色がないみたいな描写があったので、白黒の建物ばかりなのかなと思っていたけれど、色鮮やかで驚いた!モザイク画(タイルアート)が特徴なのかな?普通に近代的な建物で、建築物に疎い私にはどの点が東ドイツらしさなのかが見極めきれなかったが、面白く読めた。2025/04/09
チョビ
4
著者はあくまで東欧の社会主義時代の建築探訪者であり、現代およびそれ以前の建物は出して来ないため、歴史の連続性は感じられないものの、その時代の芸術性や世界観を感じるにはぴったりと言えるだろう。…こうしてみると札幌なんかは比較的東ドイツに似てるな、とは思えた。そういえばアイヌをはじめとする訳のわからない運動家が多いな…。2024/05/19
mtk_hr
2
フルカラーで東ドイツを味わえる一冊。この時代を知らない私から見ると、東ドイツのデザインは新鮮に思えた。しかしどこか独特の哀愁を感じてしまう。朽ちたまま放置されているものもある中で、文化財として登録されたものや、芸術性の高さから取り壊しを免れたものもあるという。政治的な意味合いの強いものから生活に溶け込んでいるものまで、幅広く紹介されている。日本にいると当時のものを見られる機会はほとんどないため、大変貴重で有り難く思う。2024/03/18
をとめ
0
書店2024/04/18