内容説明
旅を楽しくする、台湾歳時記12か月。「台湾に季節はあるの?」「台湾先住民の正月はいつ?」「なぜダウンジャケットにサンダル?」「台湾茶『東方美人』は偶然うまれた?」こよみで知る、台湾の自然風土、歴史文化、風習行事、人々のいまと素顔。
目次
二月
三月
四月
五月
六月
七月
八月
九月
十月
十一月
十二月
一月
著者等紹介
栖来ひかり[スミキヒカリ]
文筆家、道草者。山口県出身、京都市立芸術大学美術学部卒。失われていく風景や忘れられた記憶を掘り起こし、重層的な台湾の魅力を伝える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
livre_film2020
34
台湾の風習などを、二十四節気•七十二候ごとに紹介する本書。馴染みのない料理や動物も、巧みな文章とイラストを交えて教えてくれる。しかし、それだけには留まらない。日本ではあまり語られない台湾統治時代など、負の歴史も織り交ぜてある。「親日の台湾」と日本では紹介されるが、その暴力性に気づかされる。台湾は美味しいご飯と優しい人々が暮らす国と捉えることの愚かさよ。台湾を旅する前に読んでおきたい。そうすれば、その文化の豊かさと、日本との関係において新たな捉え方をすることができるだろう。過去を背負って進む覚悟と共に。2024/03/02
みやち🐹
2
図書館本。身近で台湾旅行をする人が増えたこともあって気になり。二十四節気は中国のイメージが強かったので、台湾はもちろん日本版も知れて楽しかったです。同時に日本と台湾の間にある歴史に対して無知すぎる自分が恥ずかしくなりました。戦争だけは絶対にしてはいけない。文化人類学的なことが好きなので、お祭りや門神などその季節・その地域ならではの引き継がれている文化がたくさん見れたことは大変いい勉強になりました。2025/03/30
-
- 和書
- 忙しい花嫁 角川文庫