目次
第1章 追い込まれる女性たち(女性を直撃したコロナ禍―DVとその実態;ドメスティックバイオレンス(DV)とは何か
コロナ下で増加するDV相談と「DV相談プラス」
DV被害者の支援)
第2章 性暴力被害者支援のために(「性暴力救援センター日赤なごやなごみ」の設立;長江美代子さんのお話;片岡笑美子さんのお話;なごみの活動からわかったこと;女性のための女性による相談会;共依存という問題)
第3章 三万八三八三件の被害者から見えてきた性暴力の実態(性暴力とは何か;ある性被害者の証言;アンケート調査の結果から見えてきたこと;刑法の改正と今後;強姦神話と不十分な被害者への支援;声を上げた被害者たちによって変化が始まっている)
第4章 職場における性暴力(セクシャル・ハラスメントの規制;増える就活セクハラ;実態調査の結果から見えてきたこと;NHKのアンケート調査の結果から見えたこと;男性の被害者の経験から見えてくるもの;セクハラは男性問題)
第5章 男女不平等社会とDV・性暴力(平成は失われた時代だったのか;コロナ禍が浮き彫りにした男女不平等社会日本;性被害による社会的・経済的損失;幼少期の被害がその後に与える深刻な影響;「助けて」と言える社会へ)
著者等紹介
大沢真知子[オオサワマチコ]
日本女子大学名誉教授。専門は労働経済学、女性キャリア研究。日本ペンクラブ女性作家委員会委員。東京都女性活躍推進会議専門委員。南イリノイ大学経済学部博士課程修了。Ph.D(経済学)。コロンビア大学社会科学センター研究員。シカゴ大学ヒューレット・フェロー、ミシガン大学ディアボーン校助教授、亜細亜大学助教授・教授を経て日本女子大学人間社会学部現代社会学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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