内容説明
QRコードで見る映像357。震度7の震災アーカイブ。阪神淡路大震災は、今後発生が危惧される「首都直下地震」や「上町断層地震」、さらに数多の大災害の前例になりえる災害である。記憶が「風化」しても、この映像から神戸、淡路島で起こったことをつぶさに反省し、教訓を拾い上げておけば、次の災害で活かすことができる。
目次
第1章 大地震発生 1月17日(発生の瞬間;木造住宅が多数倒壊 ほか)
第2章 混乱の中で 1月18~20日(震災翌日に倒壊したビル;怒号が飛び交った、避難所の食料配布 ほか)
第3章 懸命に生きた 1月21~31日(ボランティアが入り始める;ボランティア医師の活躍 ほか)
第4章 暮らしを取り戻す 2月(外国人たちの避難;定時制の高校生たちの会話 ほか)
第5章 再生への動き 3月~(菅原市場で一軒の本格店舗;中学校の卒業式 避難者から赤飯やお花 ほか)
著者等紹介
木戸崇之[キドタカユキ]
1972年京都市生まれ。1995年に朝日放送に入社後、報道記者としてさまざまな災害現場を取材する。2014年から1年半「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」に研修派遣。同時期に関西大学大学院社会安全研究科でも災害情報の伝達に関する研究を行う。その成果となる「災害情報のエリア限定強制表示」を2017年、国内の放送局で初めて導入。2019年の「電波の日」近畿総合通信局長表彰を受けた。現在、朝の情報番組「おはよう朝日です」で気象情報デスクなどを務める他、「人と防災未来センター」のリサーチフェローとしても活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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