内容説明
いま世界の海があぶない。海にあふれるプラスチックゴミ、拡大する外来生物、失われる海の多様性…。現場に精通した研究者・行政・NPO関係者たちが、いま何がおこっているのか、これからどうすればいいのか、その本質に迫ってゆく。
目次
第1章 海のゴミ問題を考える(海岸漂着物から地球環境を読む;漂着物にとりつかれた人たち;海域に浮遊するマイクロプラスチック研究の最前線;深刻化する深海のプラスチック汚染;世界で最も美しい湾クラブ ほか)
第2章 生物多様性を守れ(ホンビノスガイは水産資源有用種か生態系外来種か?;バラスト水が招く生物分布の拡散;季節の旅人スルメイカは海洋環境変化の指標種;バイオロギングで生態を探る;日本の海洋保護区の課題とは ほか)
著者等紹介
秋道智彌[アキミチトモヤ]
1946年生まれ。山梨県立富士山世界遺産センター所長。総合地球環境学研究所名誉教授、国立民族学博物館名誉教授。生態人類学。理学博士。京都大学理学部動物学科、東京大学大学院理学系研究科人類学博士課程単位修得。国立民族学博物館民族文化研究部長、総合地球環境学研究所研究部教授、同研究推進戦略センター長・副所長を経て現職
角南篤[スナミアツシ]
1965年生まれ。1988年、ジョージタウン大学School of Foreign Service卒業、1989年株式会社野村総合研究所政策研究部研究員、2001年コロンビア大学政治学博士号(Ph.D.)。2001年から2003年まで独立行政法人経済産業研究所フェロー。2014年政策研究大学院大学教授、学長補佐、2016年4月より副学長に就任、2015年11月より内閣府参与(科学技術・イノベーション政策担当)、2017年6月より笹川平和財団常務理事、海洋政策研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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