内容説明
第二次世界大戦末期。地方都市への空襲は激化し、街の中心部は燃え、シンボルとも言える城は焼け落ちた。城の成り立ち、炎上に至る様子、今も続く平和活動。地方都市の空襲を伝えるノンフィクション。
目次
第一章 名古屋城 金の鯱とともに炎上した旧国宝第1号天守―名古屋大空襲1945年5月14日
第二章 岡山城 「ああ、烏城が燃えとる…」―岡山大空襲1945年6月29日
第三章 姫路城 焦土の中に残った黒い天守―姫路大空襲1945年7月3~4日
第四章 四国の城 焼けた旧国宝の門、残った天守―徳島・高松・高知大空襲1945年7月4日、松山大空襲7月26日
第五章 和歌山城 暗闇の中で炎に包まれた紀州徳川家の居城―和歌山大空襲1945年7月9~10日
第六章 大垣城 パンプキン爆弾にも狙われた?「天下分け目の城」―大垣空襲1945年7月29日
第七章 広島城 原爆の爆風で天守倒壊、門や櫓は焼失―広島原爆1945年8月6日
第八章 福山城 終戦1週間前に焼け落ちた近世最後の城―福山空襲1945年8月8日
第九章 大阪城 1トン爆弾の直撃をまぬがれた三代目天守閣―大阪最後の大空襲1945年8月14日
著者等紹介
矢野宏[ヤノヒロシ]
1959年生まれ。新聞記者、黒田ジャーナル記者を経て、2005年から「新聞うずみ火」代表。いくつかのテレビ番組で「ブレーン」をつとめ、ラジオのコメンテーターとしてニュースをわかりやすく解説してきた。2002年から2015年まで関西大学非常勤講師として「マスコミ文章実習」「ジャーナリスト養成プログラム」の講義を担当。2014年に「第20回平和・協同ジャーナリスト基金賞」奨励賞受賞。2021年には「第3回むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」大賞受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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