内容説明
エリー・フォールによる伝説の映画論、待望の翻訳。
目次
1 映画の発見(映画造形について)
2 芸術・文化・文明(機械主義の美学;ティントレットの予感;映画神秘主義序説 ほか)
3 映画作家のかたわらで(シャルロ礼賛;アベル・ガンス『ナポレオン』のプレミア上映に寄せて;三面スクリーンの発見 ほか)
4 講演録から(写真展“社会生活のドキュメント”;スペイン内戦に関する記録映画;映画は普遍言語である)
著者等紹介
フォール,エリー[フォール,エリー] [Faure,´Elie]
1873‐1937。フランスの評論家・美術史家。南西部サント=フォワ=ラ=グランドに生まれる。高校進学にともないパリに上京し、アンリ4世高校に通う。ルーヴル美術館を足繁く訪れ、教師アンリ・ベルクソンの薫陶を受けた高校時代は、その後の人生を決定づけた。医学の道に進み、1899年に医学博士号を取得するも、1902年ごろより並行して美術批評の執筆を始める。1903年から1908年まで民衆大学“ラ・フラテルネル”で美術史を講じ、1909年、『美術史』第1巻となる『古代美術』を刊行。その後『中世美術』『ルネサンス美術』『近代美術』と続き、全4巻を数える
須藤健太郎[スドウケンタロウ]
1980年生まれ。パリ第三大学大学院博士課程修了。博士(映画学)。明治学院大学ほかにて非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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