内容説明
深刻化する世界的な分断と排除の根源にはナショナリズム/レイシズム/階級問題がある。
目次
プロローグ 日本はどこに向かうのか
第1章 新自由主義と自由、民主主義
第2章 国民/ナショナリズム
第3章 人種/レイシズム
第4章 階級/階級闘争
第5章 「資本主義の終わり」の始まりとオルタナティブ
エピローグ 三つの危機に応えられない資本主義―二一世紀の社会民主主義
著者等紹介
若森章孝[ワカモリフミタカ]
1944年静岡県生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。名古屋大学大学院経済学研究科修士課程修了(経済学博士)。関西大学経済学部教授などを歴任し、関西大学名誉教授
植村邦彦[ウエムラクニヒコ]
1952年愛知県生まれ、名古屋大学経済学部卒業、一橋大学大学院博士課程修了(社会学博士)。関西大学経済学部教授、専門は社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田中峰和
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資本主義は暴走し、新自由主義として世界中に格差を生み破戒を続ける。新自由主義は、人種差別や移民排斥を繰り返しナショナリズムとして欧米から日本まで文明国を狂わせる。日本のナショナリズムは不思議で、政府が愛国や道徳を唱えながらグローバル人材の育成を目指し、国語教育より英語の早期教育を進める。他方で06年に改正された教育基本法は「我が国と郷土を愛すること」を目標に、小学校から大学まで儀式に際しての国旗掲揚と国家斉唱を徹底させる。だが国家主義者ほど米国への従属を優先する矛盾。対米従属は小泉、安倍へと引き継がれる。2018/04/13
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