出版社内容情報
「国家」と「資本主義」の問題は古くて新しいテーマだ。本書では、このテーマに取り組んだヴェーバーの軌跡をたどる。そして、その地平の向こうに、混迷する現代社会を読み解く。ヴェーバーの宗教社会学に焦点をあてた前著『マックス・ヴェーバー講義』の完結編!
第1章 歴史性と現代性
? 経済認識
第2章 経済と経済学
第3章 東部農業労働者分析
第4章 農政論とユンカー批判
第5章 資本主義論
? 政治の世界
第6章 ビスマルクの遺産
第7章 官僚制と政治支配
第8章 戦争と平和
第9章 指導者民主主義
第10 ヴェーバーの社会学
第11章 経済認識
第12章 政治の世界
第13章 社会理論??さまざまな合理性
第14章 現代を読み解く試み
小林 純[コバヤシ ジュン]
1950年生まれ。立教大学名誉教授。専門はマックス・ヴェーバー研究等。立教大学経済学部において経済思想史を担当。
内容説明
ヴェーバーの思想を社会科学の地平で描く!西洋合理化が行き着く近代国家と資本主義の実像、そこでの「自由」はどのように可能なのか。
目次
1 経済認識(経済と経済学;東部農業労働者分析;農政論とユンカー批判;資本主義論)
2 政治の世界(ビスマルクの遺産;官僚制と政治支配;戦争と平和―ドイツ・ロシア・ポーランド;指導者民主主義)
3 合理性をめぐって(ヴェーバーの社会学;経済認識;政治の世界;社会理論―さまざまな合理性;現代を読み解く試み;社会思想とマックス・ヴェーバー研究)
著者等紹介
小林純[コバヤシジュン]
1950年生まれ、立教大学名誉教授。新潟県立高田高校卒業。東京都立大学経済学部、立教大学大学院に学ぶ。高千穂商科大学講師・助教授、立教大学助教授・教授、2016年3月退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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