内容説明
凄腕の侍・久太郎。愛猫の玉之丞との長屋暮らしは、なにかと窮地に見舞われる。見かねた妻の母から突きつけられたのは「猫を捨てて働きに出ないと離縁させる、猫と家族とどっちが大事か」という究極の選択。猫も家族なのにとしぶしぶ働きに出る久太郎だが、留守の間に玉之丞がさらわれてしまう。いったい誰がなんのために？久太郎と玉之丞は家族として平穏に暮らせない運命なのか？トラブル続きの「動物癒し時代劇」ここに見参。
著者等紹介
新井淳平［アライジュンペイ］
神奈川県出身。田園調布学園大学卒業。現在は大阪に移り住み、アミューズメントメディア総合学院ノベルス学科に在学。デビュー作は『猫侍 久太郎、江戸に帰る』（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ～ 1件／全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yu。
27
仕事か猫か 家族か猫か‥ 猫は家族、家族の命は武士の誇りよりも重い。。ひょんな事から猫になったり、大家や義母の存在に肝を冷やしたり、挙げ句の果てには玉之丞が連れ去られたりと、今回も愛猫の為にあちこち駆けずり回るトホホな彼であるが、それらの試練を乗り越える毎に情の深さというものを知る事となる斑目久太郎 ４７歳 熱い夏まであと僅かの物語。2019/02/25
ぷりけ
5
玉之丞と一緒に暮らせて、仕事より玉ちゃんを取った久太郎に泣けちゃった。ドラマも面白かったけど、本もいい。ページ下に玉之丞の絵のパラパラ漫画があってかわいい。2015/08/14
ネズミ
2
★★★★★2018/01/21
ａｎｋ
1
優しい気持ちになれる本です。 久太郎さんの優しさが玉之丞の「にゃ〜ん」が自然に笑顔にしてくれます。 ノベライズの作家さんも猫好きだそうで、物語としてもお気に入りです♪ それと装丁にも遊び心満載！玉之丞にはビクやザルが似合いますね。2015/10/22
目玉のコヤジ
0
出てくる人間全て人情味があって読んでいて温かい気持ちになった 大家の菊乃が猫を嫌いになった理由とその後の憑き物が取れたような描写はジーンときた。2016/04/07
